先日、映画館でジブリの作品「風立ちぬ」を見ました。零戦を設計した堀越二郎の半生を描いた映画です。
この堀越二郎は群馬県の藤岡市出身です。これにちなんで、藤岡歴史館で「堀越二郎の軌跡」という企画展を実施していたので行ってみました。
この藤岡歴史館はかなり駅から離れたところにあります。今回はクルマで藤岡インターチェンジまで行き、そこからは一般道を使って現地に向かいました。藤岡歴史館に着いたのは午前10時過ぎでした。
現在、風立ちぬが大ヒット上映中なので、もしかすると混雑しているのではないかと思って行ったのですが、意外と空いていました。駐車場には10台弱のクルマしか停まっていません。
入館は無料です。館内に入ると、売店には風立ちぬのグッズが販売されていました。
かいこの王国というお菓子もありました。なんだかとてもリアルなので、買うのをためらってしまいます。
パンフレットも販売されています。
堀越二郎は1903年生まれで東京帝国大学航空学科を卒業しました。その後、三菱内燃機製造(現在の三菱重工業)に入社して、零戦などの設計を手がけました。藤岡歴史館では2005年2月に堀越二郎の親族から寄贈された資料約500点を保管しています。この中から、今回の展示物は選ばれています。
独、英、米国に留学した際のパンフレットや手紙、好んで読んだ航空雑誌、計算ノートなどです。風立ちぬの映画に出てきた資料と同じイメージのものが展示されていました。ジブリではこちらの資料も参考にしているのでしょう。
ほかには、実際に堀越二郎が使っていた計算尺も展示されていました。現在でも、「大」と「小」の二種類が残されているそうですが、展示されているものは「小」の方でした。こちらで計算結果を確認しながら設計図を書いていたのでしょう。
また、展示室の一角には堀越二郎が設計を行っていた部屋のイメージも再現されていました。展示室は二つに分かれています。
□第一展示室:技術者、人間・堀越二郎を探る
人物像(少年期、大学時代、欧米研修/航空設計時代)、趣味など、堀越の思考と技術者としてのルーツを掘り下げています。
□第二展示室:現代に繋がる堀越二郎の技術
堀越が成し遂げた仕事に関連した展示が行われています。
展示室内はすべて撮影禁止となっていました。
また、奥の会議室では決まった時間に映像が流されるようです。土曜日は朝10時からと13時からだったのですが、13時まで待つわけにもいかず、映像の方は見ませんでした。
こちらの藤岡歴史館、周辺にいくつかの古墳があります。
周辺にはレストラン等はありません。
【2024/06/02追記】
昭和レトロ自販機で有名なドライブイン七輿
藤岡歴史館の近くに食べられそうなお店はないと思っていたのですが、実は昭和レトロな自動販売機が活躍しているドライブイン七輿というお店があることを、テレビ東京系列で放送されているソロ活女子のススメというドラマで知りました。最近の昭和レトロブームで訪問される方が増えているようです。
ということで、6月の土曜日にドライブイン七輿まで行ってきました。こちらで紹介しています。
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