銚子駅の中にある観光案内所でパンフレットを探してみると、ヒゲタ醤油の工場見学に関するものがありました。土日は工場はおやすみですが、映画と史料館だけは見学できるようです。ヒゲタはこの銚子の地で江戸時代のはじめ、1616年に創業しました。銚子は太平洋で寒流と暖流が出会うところで温暖多湿な気候です。じれが醤油造りに適していたようです。せっかく銚子まで来たので、こちらのヒゲタ醤油の工場に行ってみることにしました。銚子駅からクルマで5分ほどのところにあります。
守衛室で受付
工場の入り口の守衛室で受付をすると駐車場の場所を教えてくれます。駐車場にクルマを停めると、係りの人が出てきて、まずは映画の上映会場に案内してくれました。
映画を通して基礎知識
こちらでは、醤油作りの工程などを紹介しています。また、ヒゲタ醤油のコマーシャルも上映していました。本膳という醤油が一押しのようです。酸化していない醤油は赤いようで、新鮮な醤油を売りにしていました。
史料館
映画を見たあとは史料館に案内されました。入口で小瓶に入ったヒゲタ醤油「本膳」を貰いました。
醤油は蓋をあけた瞬間から鮮度が落ちるので、長くても1ヶ月ほどで使いきる方が良いそうです。大きな瓶は
家庭ではとても1ヶ月では使い切れないので、割高でも小瓶の方が良いのでしょう。また、最近は真空パックになった容器に入った醤油も売られています。こちらならば比較的、醤油が酸化しにくいので、味が長持ちします。
そして、こちらが史料館の中です。史料館では昔の仕込み桶、樽作りの道具、醤油造りに使った道具、ヒゲタ醤油の年表、製品など約200点が展示されています。
ヒゲタ醤油の広告宣伝
リサイクル可能容器の開発
ヒゲタ醤油の看板
工場直売店
史料館の隣には工場直売店があります。
本膳の密閉ボトルを購入しておきました。
【2021年10月11日追記】
新型コロナウイルスワクチンの原料製造
同じ銚子市にある1645年創業のヤマサ醤油がmRNAワクチンに欠かせない重要な原料を製造して、ファイザー社とモデルナ者に提供しているという報道が日テレでありました。その原料とは「シュードウリジン」という白い粉状の物質です。シュードウリジンは「核酸化合物」の1つで、ヤマサ醤油は、1970年代から60年以上にわたって、核酸関連物質の研究をしてきたことで、1980年代には、試薬としてすでにシュードウリジンを海外に輸出していたのだそうです。
ワクチン開発では日本は世界に遅れをとっている印象しかなかったのですが、このような形で日本の技術が貢献しているというのは嬉しいことです。
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