横浜の磯子区にある横浜市電保存館を見学(旧滝頭車両工場跡地)

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横浜市電保存館

久しぶりに横浜市の滝頭にある横浜市電保存館に行きました。横浜市では明治(1904年)から昭和(1972年)にかけて通算70年間にわたって市電が活躍していました。その姿を永久に保存するため、廃止直後の昭和48年(1973年)に旧滝頭電車車両修理工場跡地に開館したのがこの保存館です。

市電保存館に行くのは今回が2回目です。前回のレポートはこちらになります。

2006年に投稿していますので、実に9年ぶりの来訪です。

昭和58年には建物が建て直されて、市営住宅の一階で運営されています。

入館料金は大人・高校生100円、小・中学生は50円です。駐車場は無料でした。

隣は広大な横浜市営バスの営業所になっています。

入口に一番近いところに保存されているのが、500型です。


展示されている車両にはすべて乗車することができます。木のぬくもりを感じる内装です。床も板張りです。

市電の車内(床が板張り)

椅子の上には車掌さんの帽子がポンと置いてありました。



こちらが1000型です。

1000系 横浜路面電車
1007号車(1000系)
路面電車の車内
滝頭発

1100型です。

1100系
1104号車(1100系)横浜市営路面電車
乗降者優先

昔の路面電車には車掌さんが乗っていたイメージがとても強いですが、こちらはワンマンカーです。

ワンマンカー

こちらは横浜市電の電車運転系統図です。網の目のように横浜市を走っていたことがわかります。運転されていた当時はとても便利だったのではないかと思います。

横浜市電の運転台

1300型です。

1300系横浜市電
1311号車(1300系)
路面電車の車内

このように路面電車が段違いで並べて展示されていると、なんだか、市電が走っていた当時に迷い込んだ錯覚を感じます。

横浜市電

旧横浜駅東口大時計です。

旧横浜駅東口の大時計

こちらの時計は昭和3年から昭和54年まで掲げられていました。時計の直径が160cmもあります。こちらに展示された当初は動作が停止したままだったそうですが、平成25年に修復されて34年ぶりに動き始めました。


1600型です。

1600系路面電車
1601号車(1600系)
路面電車の車内
路面電車のポール

1500型です。

1500系路面電車
1510号車(1500系)
路面電車の車内3

料金は一律20円だったようです。


吉村コレクションというOゲージの鉄道模型が展示されていました。



鉄道模型のレイアウトがあります。真ん中に入ることができるようになっていました。


21世紀の横浜を背景に地下鉄、私鉄、JRの車両が走っています。また、昭和30年代の横浜を背景に市電の模型列車も走っています。

【2023/07/19追記】横浜市電保存館の鉄道ジオラマが四十年ぶりにリニューアルされました。2023年8月に開館50周年を迎えますが、それを前に桜木町駅や新横浜駅エリアを中心にした現在の街のジオラマを約1/80のサイズで再現しています。ジオラマのサイズは幅3.5メートル、長さ9.5メートルで、みなとみらい21地区の観覧車や象徴的なビルを再現しています。

古い時刻表などが希望すれば閲覧できます。

Nゲージのレイアウトもあります。


ミニ鉄道コーナーのNゲージ持ち込み運転時間の案内です。

Oゲージのレイアウト(鉄道パノラマ)もあります。こちらにも運転時間が記載されています。


これら鉄道模型のレイアウトは日本最大級のジオラマなのだそうです。

この日は外の気温が35度にもなりましたが、館内は冷房がほどよく効いていて、ゆっくりと過ごすことができました。市電保存館の次には松任谷由実の歌(海を見ていた午後)にも歌われたドルフィンに行ってみました。

こちらで紹介しています。

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