
8月15日(土曜日)に奥多摩の川井にある釜めし「なかい」に行きました。11時の開店と同時に入ったので、ご飯を食べ終わったともまだまだ時間に余裕があります。「なかい」については、こちらでレポートをしています。
そこで、久しぶりに山梨県の小菅村にある「小菅の湯」という日帰り温泉施設に行ってみることにしました。1994年に開業した日帰り温泉施設で毎年7〜8万人ほどのお客さんが来ています。
【2025/10/12追記】
2022年には小菅の湯に薪を利用するボイラーが導入されました。
小菅の湯の温泉は非火山性の温泉です。熱源は地熱で小菅村を通る鶴川断層上を800〜1500mほど井戸を掘って約27.5度の温泉を汲み上げています。
1時間ほどクルマで走って、小菅の湯へ到着です。この日は8月15日(土曜日)ということもあり、とても混雑していました。特に常設の駐車場は満杯です。誘導係の方からは、たぶん、臨時駐車場に行ったほうが早く車を停めることができると思いますと案内を受けました。しかし、運の良いことにちょうど出ていく車があり、すぐに車を停めることができました。

今回行ってみて初めて気が付いたのですが、「道の駅」になっていました。前回来た時には道の駅ではなかったと思います。調べてみると、2015年3月に道の駅としてグランドオープンしていました。こちらが「道の駅こすげ」の公式サイトです。
こちらは特産品直売所の道の駅こすげ物産館です。

こちらでは周辺で採れた農産物や手作りのお土産品、手作りパン、手作り惣菜などが色々販売されていました。
「なにもないけど、いい村だよ」というフレーズがキャッチコピーのようです。「なにもない」と言いつつも、結構、いろいろな施設が併設されています。

先ほどの物産館から少し歩いたところに小菅の湯があります。こちらが、小菅の湯の玄関です。

営業案内が掲示されていました。4月から10月は受付終了が午後6時、閉館時間は午後7時となっています。

館内はとても混雑していました。下駄箱のロッカーに靴を入れて、受付で手続きをする際に預けます。1日コースと3時間コースがありますが、今回は3時間コースにしました。3時間コースは大人620円、1日コースは大人1240円です。一日コースは閉館まで滞在できるほか、タオル、バスタオル、浴衣が付いてきます。長い時間、くつろぎたいときには最適なコースだと思います。
受付では脱衣所のロッカーを貸してくれます。下足入れのロッカーも脱衣所のロッカーも両方とも100円玉が必要ないのは助かります。
さっそくお風呂に向かいました。脱衣所のロッカーは受付で渡してくれたロッカーキーの番号のところを探します。
お風呂は内湯に打たせ湯、ジャグジー、大風呂、寝湯、サウナ、源泉水風呂があります。打たせ湯はボタンを押すとお湯が一定時間出てくる仕組みになっています。肩や首などに水流をあてるとなかなか気持ちがよかったです。
小菅の湯は湧出口で微かに白濁して弱い硫黄臭があると紹介されていますが、今回は硫黄臭は感じませんでした。水素イオン濃度は9.98という非常に高いアルカリ性温泉です。
【2025/10/12追記】
久しぶりに小菅の湯に行ってみると、打たせ湯はなくなっていました。
サウナはドライサウナで、5人ほどが入ることができるサイズでした。安全対策のためなのではないかと思いますが、ドアは非常にゆっくりと閉まります。どうしても人の出入りがあると急激にサウナ室内の室温が下がってしまうことが難点です。このドライサウナで使われているサウナストーンは道の駅こすげの西側を流れている山沢川の川床にある千枚岩が使われています。千枚岩は水をかけても割れにくく室内の水蒸気を適度に保ってくれる特徴があります。
特筆すべきは源泉水風呂です。ちょろちょろと源泉が壺風呂のようなところにかけ流されています。ぬるっとした柔らかい感触で、さほど冷たいわけでもなく、ゆっくりと入ることができました。こちらの水風呂は人気があるようで、サウナから出てきた人でなくても利用しています。しかも一回に一人しか利用できないので、なかなか入ることができませんでした。
【2025/10/12追記】
水風呂には「サウナ利用者優先」という張り紙が貼られていました。水風呂の水温は25度くらいになっていて、そこまで冷たくありません。サウナ利用者以外にもこの水風呂にゆっくりと入っていたい人は多いかもしれません。
露天風呂は岩風呂、イベント風呂、五右衛門風呂があります。イベント風呂は薬湯でした。ただ、薬のはいった袋を長時間使っているためか、ほとんど薬草の匂いや色は抜けてしまっていたのが残念でした。
【2025/10/12追記】
2025年10月に訪問した際のイベント風呂はハーブのお風呂でした。オベント風呂の底面には何かマットが敷かれています。ラジウムを放射するというマットなのだそうです。このイベント風呂以外にサウナ室にも敷かれています。
お風呂からあがったあとは、休憩室に行きました。一番奥のほうには仮眠室もあります。仮眠室をのぞいてみると、結構たくさんの人が寝ていました。休憩室はテーブルと椅子が置いてあります。日帰り温泉によくありがちな、畳敷きの大広間のようなところは見つけられませんでした。

【2025/10/12追記】
こちらの建物は中庭を囲むように建物が建っているので廊下を歩いていくと、ぐるっと一周することができます。そんな廊下に沿って色々な休憩室があるような構成になっています。お風呂から出たあと反時計回りに歩いてみると最初に有料のマッサージチェアがある休憩室がありますが、さらに歩いていくと無料のマッサージチェアがある休憩室があります。
休憩室でしばらく休んだ後、東京方面に帰りました。この日は中央道はUターンラッシュで大変なことになっているので、いったん、上野原方面に向かって途中から、あきる野方面、そして秋川街道、滝山街道、五日市街道などを通って帰りました。少し遠回りになりましたが、渋滞にはあわずにすみました。
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