丹波山温泉のめこい湯で単純硫黄泉を堪能

11月はじめの三連休、真ん中の日曜日に山梨県丹波山村にある「のめこい湯」へと行ってきました。途中、寄り道をしながら、五日市街道、国道16号、新奥多摩街道、吉野街道、青梅街道をクルマで走り、午後1時前にのめこい湯に着きました。

そろそろ紅葉の見頃で、秋の行楽シーズンということもあって、青梅街道もクルマが多かったのですが、驚いたことに道の駅たばやまの駐車場が満車で、青梅街道に至るまでクルマの行列ができてしまっていました。

仕方がないので、川を橋で渡り細い道をクネクネ曲がりながら、のめこい湯の建物の裏側にある駐車場にも行ってみました。こちらは、救急車がいたほか、駐車スペースは満車になってしまっていました。その後、救急車は帰っていったのですが、駐車場は空きません。車椅子専用の駐車スペースが空きましたが、そこに停めることはできないので、さらに10分ほど待っていると、ようやく一般のスペースが一つ空きました。やはり、11月の三連休は混雑していることを覚悟しておかないといけないようです。

丹波山村のふるさと納税返礼品でいただいた入浴券を提示して入館、お風呂へと向かいます。こちらが、のめこい湯の温泉分析書です。泉質は単純硫黄泉です。

こちらの脱衣所にあるロッカーは100円玉が必要で帰るときには返却されます。このロッカー、最初はとても戸惑ったのですが、何処に100円玉を入れるのかがよく分かりません。実は蓋の裏側にコインの投入口があります。そして、お風呂へと向かいます。

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のめこい湯のお風呂

こちらの施設は和風の浴室とローマ風の浴室の2種類があり、男女で入れ替えが定期的に行われています。今まで土曜日に行ったときは、いつもローマ風呂だったので、今回はあえて日曜日に行ってみました。しかし、残念ながら今回もローマ風呂にあたってしまいました。運が悪いです。

温泉の質感

以前は内湯にある大きな浴槽に入ると、肌がヌルヌルとして、さらに微かな硫黄臭があったのですが、前回来たときは、それをあまり感じませんでした。今回はというと、掛け湯は昔と同じように、とても源泉感があります。これは最高のお湯だと思います。

しかし、浴槽の温泉は以前のような雰囲気はなくなっています。ただ、今回は前回来たときよりは肌がヌルヌルとする感じは少し感じることができました。

ドライサウナ

ドライサウナは大きくて10人くらいは入れそうです。2段式になっていて、上段と下段で温度の違いを楽しめます。サウナタオルが座面に敷かれていますが、サウナマットの設置はありません。今回はマイサウナマットを持ち込んで使用しました。水風呂は1人が入れる円形の浴槽です。ほかに横には水を浴びることができるシャワーもあります。サウナ室の奥には採暖室があります。

露天風呂

露天風呂のエリアは、大きな浴槽は2つ、壺風呂が2つ、ごろ寝スペースなどがあります。2つある大きな浴槽のうち一つは、温度が29度のイベント湯になっています。サウナのあとにこの浴槽にじっくりつかっていると、とても気持ちがいいです。

この日はお風呂も休憩スペースも人が多かったのですが、ドライサウナ室に待ちができるようなこともなく、そこまで混雑が気になることはありませんでした。

また、丹波山村にふるさと納税をして、訪問したいと思っています。

【2017年の訪問記】

久しぶりに温泉博士という雑誌を楽天ブックスで買いました。全国150程度の日帰り温泉施設が1000円までの料金であれば無料で入ることができる有難い雑誌です。ただ、施設が毎回似てきてしまっていて飽きてきたので暫く買っていませんでした。しかし、温泉博士ブログでチェックしてみると、2月号の施設はなかなか良さそうです。そこで購入してみることにしました。

今回購入したのは平成29年2月号、この中に丹波山温泉のめこい湯の無料入館ができる特典が入っていました。1月15日から利用できるようになります。この日が日曜日でしたので、丹波山村まで足を延ばしました。青梅街道をひたすら真っ直ぐと西へ進んでいくと丹波山村に着きます。
場所は道の駅たばやまに併設されていますので。駐車場も道の駅の物を使います。道の駅からは川の方に降りていき吊り橋を渡ったところになります。

受付で手続きをすると3時間有効の入館となりました。本来は大人600円となります。

こちらは丹波から奥多摩に行くバスの時刻表です。平日は一日四往復、土日祝日は一日五往復あります。

のめこい湯のお風呂

最初にお風呂へと向かいました。日替わりで男女の浴室が和風風呂とローマ風呂で入れ替わります。なんとなく、いつ来てもローマ風呂になっていた印象があったのですが、今回は和風風呂でした。もしかしたら初めてかもしれません。

こちらのコインロッカーは裏側に100円玉を入れるところがあります。100円玉を入れないと鍵が閉まらないので、最初に来たときはどうすればよいのか分かりませんでした。ただ、脱衣場で困っている人は見かけないので、リピーターが多いのでしょう。

内湯には掛け湯、水飲み場、水風呂、温泉浴槽が二種類、ドライサウナ、保温室があります。露天風呂には大きめの温泉の岩風呂があります。

温泉は硫黄泉で微かに硫黄のにおいがします。草津温泉のような硫黄泉とは異なりお湯は透明です。アルカリ性なので、とても肌がすべすべします。このスベスベすることをこの地方では「のめこい」というそうで、のめこい湯の語源となっています。

【2025/10/18追記】

以前は内風呂の浴槽からは微かな硫黄臭がして、「のめこい」の名前の通りに肌がスベスベするような泉質だったのですが、最近のローマ風呂の内風呂や露天風呂はあまり温泉感を感じることがなくなりました。一方で掛け湯の方は以前のように硫黄臭がするとても良い泉質です。温泉の配管や配合を変えたのでしょうか。浴槽で硫黄臭のする温泉を楽しめないのは少し残念です。

露天風呂では浴槽の一つをイベント湯と称して、温度29度程度のぬるいお風呂になっています。サウナに入ったあとなどにこの浴槽にのんびりとつかっていると、とても気持ちが良いです。

サウナは2段式になっていて、かなり広くゆっくりと入っていることができました。タオルが床面に敷かれていて、サウナマットは設置されていません。マイサウナマットを持っていくと良いかもしれません。

水風呂は後から設置したと思われる一人用のホーロー浴槽です。今ではほとんど見かけなくなった浴槽で懐かしさすらあります。

【2025/10/18追記】

2025年現在、ローマ風呂の水風呂は円形の1人で入ることができる浴槽になっています。できれば、2人以上が入れる浴槽だと良かったのですが、今はイベント湯の水温を29度ほどにしているので、そちらで火照った身体を冷やしても良いかもしれません。

保温室は10人くらいが横たわるようになっていて、暑くもなく寒くもない温度になっていました。露天風呂も含めて温泉の浴槽はどこも気持ちが良いです。

食事処

1階には食事処もあります。山梨県名物のほうとう、各種定食があります。

あじフライ定食やコロッケ定食が600円というのは安いと思います。

手打ち蕎麦もあります。

ドライサウナと水風呂を五往復くらいしたのも含めて1時間半ほどお風呂には入っていました。お風呂から上がったあとは二階の休憩室に行きました。

休憩スペース

二階の休憩室は大きな座敷が四部屋もあり、1階で休んでいる人が多いためか空いています。

青梅街道は徐々に整備されていて、山肌を縫うように道路がもとはありましたが、近代的な橋でショートカットされるようになっています。土砂崩れや落石に合う心配も無く、道も広くなったので安全です。山梨県側はこのように道路整備にかなりお金をかけていますが、東京都側はあまり整備されていないのが残念です。

建物の裏手にも駐車場かわあります。こちらにクルマを置けばあまり歩かなくてすみます。地元の人はこちらを使っているのでしょう。一時期、工事のために一般の人のクルマが停められない時期があったのですが今は大丈夫そうです。

【2025/08/14追記】

2025年10月から入館料値上げ

楽天ふるさと納税で丹波山村にふるさと納税した際の返礼品で、のめこい湯の入館券をペアでいただいたので、行ってきました。丹波山村の灯里という古民家レストランで食事を食べたあと、午後1時前に、のめこい湯に着きました。いつもであれば、道の駅の駐車場にクルマを停めて、坂を歩いて降りて、のめこい湯まで行くのですが、今回は始めて、建物の裏手にある駐車場にクルマを停めてみました。こちらの駐車場はさほど広くないので、満車の場合は道の駅の駐車場に停める必要があります。今回は幸いなことに奥に空きスペースがあったので停めることができました。

とても残念なお知らせなのですが、10月に入館料が値上げすることが案内されていました。現行は大人900円ですが、1000円になります。

今回はお盆の時期に行きましたが、そこまで館内は混雑していませんでした。男湯はローマ風呂のほうが割り当てられていましたが、露天風呂にあるイベント湯の中温湯(29度)にボンヤリと入っているのが、とても気持ちが良くて良かったです。

内湯の大きな温泉浴槽、以前はアルカリ性で肌がヌルヌルすることが直ぐに実感できたのですが、今回はあまり実感することができませんでした。掛け湯のお湯は正真正銘の温泉で、硫黄の匂いもする素晴らしい泉質であることが分かるのですが、露天風呂も含めて、この掛け湯と同じお湯の浴槽は見つけられませんでした。

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