近代化産業遺産 旧宮崎葡萄酒醸造場施設「宮光園」を見学

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宮光園石碑

 山梨の勝沼周辺は今になっても葡萄の産地として有名ですが、その中に宮光園があります。明治10年に宮光園の近くに日本初の民間ワイン会社(大日本山梨葡萄酒会社)が誕生し、二人の青年をフランスに派遣します。その後、ワイン造りを始めたものの当時は思うように売れなかったそうです。

 また、品質にも問題があったため、明治19年には最初の会社が解散してしまいました。その後、醸造設備などの一切を引き継いだのが宮崎光太郎です。ここから宮光園(宮崎葡萄酒醸造所)の歴史が始まりました。ちなみに、宮光園は「宮崎光太郎のブドウ園」を略してできた名前です。

駐車場はシャトー・メルシャンと共用となっています。

宮光園周辺案内図

 甲州市観光ルート案内図もありました。

甲州市観光ルート案内

 こちらが宮光園の入口です。

宮光園の入口

 観覧時間は午前9時から午後4時半までです。(受付は4時まで)

 観覧料は20歳以上の人は200円です。

宮光園の営業案内

 入口から入ると前に見えるのが主屋になります。一階では宮光園から発見された35mmフィルムをデジタル映像化した10分程の動画を見られるようになっています。

 こちらには写真館があったのだそうです。当時は珍しかったのではないでしょうか。

 富士石です。後ろに見える白壁の建物は白ワインの醸造蔵および熟成庫として使われた白蔵です。一階は発酵桶、地階は熟成樽が置かれていました。

 主屋の二階から撮影した写真です。隠れ座敷、文庫蔵、道具蔵が見えます。明治26年以前の建築物で主屋建築時の住まいとされていました。レンガ造りの煙突は足場が組まれていますので工事中でしょうか。

 宮光園の歴史が紹介されていました。

 二階からは庭も見下ろすことができます。

 こちらは2階の廊下です。

 廊下の欄間には修理前の主屋の座敷に飾られていた写真等が展示されています。皇族来園の写真がとても多いです。

 二階を見終わったあとは裏側の階段から一階におります。そして、離れ座敷、道具蔵、文庫蔵を見学できるようになっていました。

 きれいになっています。明治の建物とはとても思えません。

 奥が離れ座敷です。

 これはお風呂から出てくる煙突でしょうか。

 白蔵から庭を見たところです。

 宮光園の向かい側にはシャトー・メルシャンがあります。宮崎第二醸造場を改装して作られました。

 シャトー・メルシャンで放送されていた大正から昭和初期にかけてのビデオを見てみると、メルシャンのロゴが入っていました。

 調べてみると、メルシャンは味の素の創業者が立ち上げた会社のようですが、途中、宮光園の後続の会社を買収して傘下におさめたようです。

 こちらの蔵の中でも宮光園の歴史が綴られた動画が流れていました。こちらのほうが動画の放送時間が長そうです。

 甲州における葡萄酒の歴史を知るためにはうってつけの施設でした。

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