2023年4月からNHKでは朝の連続テレビ小説「らんまん」を放送しています。この作品では、植物学者の牧野富太郎博士がモデルになっています。生涯に発見、命名した植物は1500種類以上にのぼり日本の植物分類学の基礎を築いた方です。
牧野富太郎博士は幕末の1862年に現在の高知県で生まれ、明治17年に東京大学理学部植物学教室に出入りするようになりました。
1926年に練馬区の東大泉に居を定めて、その家があった場所が練馬区立牧野記念庭園になっているということだったので、現地に行ってみました。2008年には練馬区名誉区民となりました。
車で行ったのですが、駐車場がありませんので、300メートルほど離れたところにあるリパーク東大泉6丁目第2というコインパーキングに車を停めました。昼間は30分200円、24時間最大700円です。
道路には牧野記念庭園への道標があったので、すぐに行くことができました。臨時の自転車駐輪場側に裏門もあるようですが、正門側に回り込んで入園しました。入園料は無料です。電車で行く場合は大泉学園駅南口から徒歩5分です。
開園時間は午前9時から午後5時まで、休園日は毎週火曜日(祝休日の場合は翌日)と年末年始です。
園内は「らんまん」効果でたくさんの人が散策していました。
企画展では牧野博士への手紙が行われているようです。
園内は大泉学園駅の近くとは思えないほど閑静なところです。庭園には約300種類の草木類が生育しています。
たくさんの植物が庭園には植えられています。
こちらが記念庭園の案内です。
牧野博士の書斎が再現されています。この食再現された書斎は2023年4月3日にオープンしたばかりです。この書斎がある木造の建物は、老朽化していましたが、雨風から守るために、周りには堅牢な鞘堂に収められています。
たくさんの書籍が無造作に置かれているようにも見えますが、博士はどこに何があるかを正確に把握されていたそうです。
第二次世界大戦の時に爆撃が迫り危険な状況の時にもこの書斎から離れることは拒んだことが紹介されていました。
書庫には四万五千冊もの書籍が積み上げられていました。
こちらの書斎、時代とともに変遷をしています。
どこから見ても書籍の山です。
こちらは博士の遺品や関連資料を展示している記念館です。博士がなくなるまで暮らしていた邸宅の跡地に建てられました。
記念館の中には常設展示室と企画展示室があります。
庭には牧野博士の銅像もあります。
練馬区による案内板です。
博士の等身大パネルもありました。
ゆっくりと庭園を散策できて、良かったです。
園内には食事をできる施設はありません。講習室ではワークショップや講演会の開催などが出来ます。
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