先日、神保町に行った際に前から気になっていたスマトラカレー共栄堂というお店に行ってみました。なんと、大正13年創業という老舗です。「明治の末に広く東南アジアに遊び知見を広めた伊藤友治郎氏より、スマトラ島のカレーの作り方を教わり、 日本人の口に合う様アレンジしたのが、共栄堂のカレーです」と公式サイトに紹介されていました。
店舗はビルの地下一階にあります。地下には沖縄料理のお店と共栄堂の2つがあります。行列ができていたので、もちろん共栄堂の列かと思ったのですが、沖縄料理屋さんの列でした。共栄堂はそのまま直ぐに入ることができました。
老舗のカレー屋ということで、カウンター席だけの小さな店を想像していたのですが、店内は明るく広く、まるで喫茶店のような雰囲気でした。案内された席に座りました。テーブル席メインのようで、一人で行くと基本は相席になります。
こちらがメニューになります。
一番リーズナブルなのはポークカレーだったので、まずは基本のポークカレーを注文しました。1100円になっていますが、ソース大盛は1300円です。
実は事前に口コミで調べておいたのですが、こちらのお店はご飯の量が多くて、普通にソースとご飯を組み合わせて食べているとルーが先に無くなってしまい、ご飯が余ってしまうので、ルー大盛りかご飯少なめがお勧めされていました。
きっと、周辺は大学も多くて学生さんがお腹を空かせて来るので、ご飯が多いのかもしれません。ということで、今回はポークカレーのルー大盛にしました。注文する前にはコーンポタージュスープと水が先に運ばれてきてしまいます。
続いて、まるで吉野家のように素早くカレーが提供されます。
こちらがルー大盛のカレーです。
名物スマトラカレーのベースは小麦粉は使わずに、ラード、牛脂、鶏油の3つの油で20種以上の香辛料をじっくりと炒め形がなくなるまで煮込んだ野菜と合わせたものです。
容器になみなみとルーが注がれています。ルーは意外とドロッとはしていなくて、サラッとした感じです。
ご飯は並盛ですが、やっぱりボリュームたっぷりです。
嬉しいことに福神漬とラッキョウは食べ放題でした。
カレールーはサラッとしているので、ご飯にどんどん染み込んでいきます。
豚肉はゴロゴロとしたものがいっぱい入っていました。やはり、普通のカレーとは味が違うような気がします。めちゃくちゃに辛いというわけでもありません。ただ、不思議とご飯にはよくあって、どんどんご飯が進みます。
コーンポタージュスープはスッキリとした味で、これもまた美味しいです。ご馳走様でした。
コメント