草津温泉に行くためにJR吾妻線と平行している国道145号線をクルマで走っていると、先の方によくニュースなどで見る八ッ場ダムの本体工事に入る前の道路の工事現場が見えてきました。この光景は写真に撮っておきたいと思い、どこからクルマを停めることが出来る場所が無いかと探していると、右側に「やんば館」という施設が見えてきました。
ここは平成11年4月にオープンした施設で、八ッ場ダムの建築にかかわる広報施設だそうです。ちゃんと建物の前には駐車場もありますので、そちらにラフェスタを停めました。この駐車場からも道路橋の工事現場はとてもよく見えます。もう、ほとんど橋はつながるところまで工事が進んでいるようです。
そして、建物の裏手にはJR吾妻線の線路が見えます。こちらも線路の上の方には工事をしているところがあるのが判ります。JRの線路についても、水没しないようにもっと高いところに線路を移すための工事をしているのでしょう。
線路を眺めていると、ちょうど、吾妻線の電車がやってきました。
こちらは、八ッ場ダム建築を知らせるポスターです。
こちらは、やんば館の建物になります。
2009年9月に民主党が政権をとり、前原国土交通大臣がダムの建設中止発言で、この八ッ場ダムについては非常に世間を騒がせました。そして、その騒動があってからは、こちらの「やんば館」に来る人の数も急に増えたそうです。この日も、バスで来た団体客もいたりして、とても賑わっていました。
【2019/10/20追記】
先日、台風19号で東海地方から東北地方の広い範囲で大きな水害がありました。しかし、利根川水系についてはこの八ッ場ダムがあったおかげで被害が少なくて済んだのではないかということが話題になっています。専門家によっては、降雨量と比較してダムの貯水量はわずかなものなので、慎重に検証した方が良いという意見もあります。八ッ場ダムの建設によってどの程度の影響があったのか興味深いと思います。
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