ネットで話題になっていたアリランラーメン八平に行ってきました。ちょうど、房総半島の中央付近にありますので、噂の通りに公共交通機関ではとても行きにくいところにあります。
アリランラーメンという言葉自体、あまり聞いたことがありません。Wikipediaによれば、朝鮮半島の伝説の峠、「アリラン峠」を越えられるようなスタミナがつくラーメンという意味で、アリランラーメンという名前が付いているそうです。八平の食堂本店も峠にあるので途中で元気をチャージしてもらう意図もありスタミナラーメンを開発しました。
具材はタマネギ、にんにく、ニラ、細切れ肉を炒めたものが入っています。たっぷりの玉ねぎと豚肉の甘みが溶け込んだ醤油味のスープです。
1972年創業の八平の食堂本店、当時は屋台を引いて営業していたときにお客さんから「他では食べられない個性的なラーメンを作って欲しい」というリクエストをもらって5年の歳月をかけてアリランラーメンを完成させました。
今回はクルマで現地に向かいました。環状八号線をまっすぐに行き、かわさき、浮島、そしてアクアラインを通って房総半島の中央へと向かいました。
カーナビに住所をセット
カーナビには、アリランラーメンの住所が登録されていませんでした。住所は「千葉県長生郡長南町山内813-2」です。もちろん、施設名でも検索できませんでしたので、この住所にもっとも近い住所を選んで現地に向かいました。
何かのダムの標識があるところで曲がればよいという予備知識は付けていたのですが、ナビはきちんとその場所まで、連れて行ってくれました。どこだろうと見渡していると、崩れかけた、ラーメンの看板があったので、そこで細い道に曲がってみると、確かにその奥に、アリランラーメンがありました。
到着
店の前には10台以上のクルマがとめられるスペースがあるのですが、すでにほぼ満車の状態になっていました。奥の方にとめられるところがありましたので、そこにクルマをとめます。
まわりは本当にのどかな里山の中という感じです。ここに、ラーメン屋があることはなかなかわかりません。このような場所にありながら、これだけ混雑しているというのは、驚くばかりです。
日曜日だとはいえ、まだ時間は昼前の11時30分です。やはり、話題になっているだけあって、なかなかの人気です。
お店は満席
お店の中に入ると、あいにくちょうど満席の状態でした。入口のところで、待ちます。
待っていながら、お店の中を観察すると、ほとんどのお客さんには、ラーメンがまだ届いていません。4人だけまとまってラーメンが配られていました。そのまま様子をみていてわかったのですが、一回で8人分ずつ注文を受け付けて、その分だけをまとめて作るという仕組みになっているようです。
店内へ
15分ほど待っていると、最初からラーメンが配られていた人たちが終わって、そこに通されました。奥の窓際の席です。内装を見渡してみると、そば屋のような感じで、本当に古い民家を改装したということがよく分かる感じのお店でした。
店内で注文の順番を待っていると、みるみるうちに行列の長さが長くなっていきます。常に10人以上は待っている感じでした。
一気にラーメンが配られて、そして、一気にお客さんがラーメンを、食べ、そして、三々五々、お客さんが出ていくというのを繰り返しています。
メニュー
お店の人は全く順番を覚えてくれていません。お店で並ぶときに、自分の前の人を必ず自分で覚えておく必要があります。そして、注文をとっているときに、自分の前の人が注文を終わらせたところで、次の方どうぞといわれたところで、注文を伝えます。
お店のメニューはこちらです。
- ラーメン 小400円 中500円 大550
- みそラーメン 中550円 大600円
- チャーシュウメン 中700円 大750円
- みそチャーシュウ 中750円 大800円
- アリランラーメン 中700円 大770円
- アリランチャーシュウ 中950円 大1000円
2024/08/16現在、アリランラーメンは1000円、アリランチャーシューは1300円、チャーシューめんは1050円、らあめんは750円です。
お店での注文を聞いていると、何と言っても、アリランチャーシュウを頼む人がとても多かったです。また、辛さも指定できるようで、辛め、普通、辛さ控えめが選べるようです。
お店の中で、注文タイムの三回目でようやく自分たちの順番が回ってきました。と、思ったらなんだか注文を一人忘れている人がいて、味噌ラーメンを注文しました。誰かが一人でも味噌ラーメンを注文すると、その回では味噌ラーメンしか受け付けられなくなるそうです。そのかいは、味噌ラーメンを注文する人は他にいなくて、なんとたくさんの注文の残りを抱えながら、一人分だけを作り始めてしまいました。もうここまでで、クルマをとめてから一時間が経過しています。いい加減、お腹も空いてきたので、そんなことならば、混雑しているときは味噌禁止にしろと思いつつ、次の注文を待ちます。麺を茹でるの自体は3分ほどで終わるようです。一人分であれば盛り付けも含め5分ほどで出来ました。ここで自分たちの順番です。
アリランラーメン大盛(辛め)
私が注文したのは、アリランラーメンの大盛り(辛め)です。クルマをとめてからここまでで一時間が経過しました。そして頼んでから15分ほどで、アリランラーメンが運ばれてきました。こちらです。
食べてみると、ピリ辛なスープが刺激的でなかなか美味しいです。蒙古タンメン中本のスープは、深い味噌味と唐辛子が辛さが特長ですが、こちらのアリランラーメン辛口の特長は、ラー油のような風味の奥に深い味わいがあるという感じのスープです。麺は中太麺で、モチモチとしていました。
具の、ニラ、タマネギ、ニンニク、豚肉等は、レンゲですくってもすくっても、なんだかどんどん出てきます。
こちらは、ラーメンの大盛です。具は、海苔、ナルト、チャーシュー、メンマでした。
この日は9月11日(日曜日)でしたが現地に行ってみると無事に営業していました。定休日は水曜日のようですが、ほかにももしかすると臨時休業している日があるかもしれません。出来れば、予め営業しているか否かを確認した方が良いかもしれません。
会計は自己申告制になっていました。レジまでいって、何を食べたかを言うと計算をしてくれます。そこでお金を払えば完了です。
【2015年11月23日追記】
NEWS everyを見ていると特集のコーナーでこちらの「らーめん八平」が紹介されていました。屋台ラーメンから始まったというお店の歴史を紹介していました。
【2020/09/06追記】
スタミナ満点ラーメンが三鷹に
ラーメンwalker TV2という番組を見ていると、三鷹市にあるスタミナ満点ラーメン すず鬼というお店が紹介されていました。三鷹駅南口に出て、そのまま真南に中央通りを歩いていき、向かって左側、公団三鷹駅前第二アパートの地下一階にあります。
このお店の特徴はスープが竹岡式、具がアリラン、そして二郎系のガッツリした雰囲気をプラスしたラーメンを食べられるということです。
昼間は鶏こく中華すず喜として営業している人気店ですが、夜はスタミナ満点ラーメンの提供をしています。昼間は「すず喜」、夜は「すず鬼」です。
今度、スタ満ソバを食べに行こうと思います。
【2022/02/13追記】
三鷹のスタミナ満点ラーメンのすず鬼を訪問
三鷹にあるスタミナ満点ラーメンの「すず鬼」に行ってきました。人気になっているだけあって美味しいです。こちらでレポートしています。
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