道志村にある紅椿の湯から道の駅の手前で都留市の方に山を越えて大月に出たあと、国道139号線を通って、松姫峠を越えて、小菅の方へと向かいました。
この日は1月3日で、Uターンラッシュが始まっていて、中央道は小仏トンネルを先頭にして渋滞してしまっています。これを避けるために大回りで奥多摩や青梅を通って家まで帰るために、こちらの道を選択しました。
松姫峠へ向かう道
よく聞く峠であったため、そんなにたいした道ではないのだろうと勝手に思っていたのですが、実際に走ってみると、すごい山道です。峠が近づくにつれてヘアピンカーブが続きました。ほとんど他にクルマは走っていません。数台のクルマとしかすれ違いませんでした。あまり、こちらの道は利用されていないようです。
ただ、調べてみると、松姫トンネルという長さが3Kmにも及ぶトンネルを現在掘っていて、平成24年に完成予定だそうです。これが完成すると、大月から小菅までの交通は大きく変わると思います。
ヘアピンカーブをそろりそろりと走っていると、先の方の高いところに道の続きがあるのが見えます。こんなに高いところまで登るのか!とクルマを運転しているだけでも気が遠くなってきました。こちらの松姫峠はあとから確認してみると、標高が1250メートルもあるそうです。ちょうど、山梨県の小菅村と大月市の境になります。
この名称は、戦国時代に武田信玄の娘、松姫が、織田信長の部隊から逃げるためにこの峠を越えたことから松姫峠という名前がつきました。
松姫峠からの眺め
松姫峠は数台のクルマを置くことが出来るスペースがあります。ここにクルマを停めて、少し休憩をとりました。
松姫峠から、山々が見えました。
富士山も見えます。
こちら側が大月市です。
こちら側が小菅村です。
何と、こちらの峠には富士急のバスが通っています。
バスの便はとても少ないです。
県外車の転落事故が多いようなので通行には注意が必要です。
【2014/05/03追記】
松姫トンネル建設中
2014年のゴールデンウイークに山中湖から東京方面に帰る際に、中央道や甲州街道がとても混雑している様子でしたので、松姫峠から小菅、奥多摩を通って東京まで帰りました。長さ3066メートルにもなるという松姫トンネルが建築されていました。
入り口部分はかなり完成されていて、確かにこの調子でいけば2014年度中の開通はできそうな様子でした。松姫峠を越える道は狭隘なヘアピンカーブが続き、通過するのにとても時間がかかります。この松姫トンネルの開通により、大きく時間短縮ができるのではないかと思います。調べてみると、トンネルの開通により距離は10Km短くなり、時間は30分も短縮されると紹介されていました。やはり効果絶大です。
【2021年5月13日追記】
松姫トンネル開通&走行
松姫トンネルを走る機会がありました。こちらでレポートしています。
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