温泉博士の10月号を使って、山梨県にあるつむぎの湯というところへ行ってきました。こちらは、よく温泉博士の対象になる施設なので、何回か来たことがあります。平成15年11月にオープンした市川三郷町営(旧六郷町営)の温泉で、山間の落ち着いた景観が印象的な施設になっています。
過去に訪問した際のレポートはこちらです。
旧六郷町(現・山梨県西八代郡市川三郷町)は印鑑の町としても有名です。この町における印章業の歴史は1887年(明治20年)に始まり、水晶を材料とした印章を取引した記録が残っています。水晶印の生産が本格的になったのは大正初年から昭和10年頃です。
子どもは5Kmほど離れた富士川町の鰍沢というところにあるレールパル352という鉄道模型ショップでレンタルレイアウトを借りて車両の運転をしています。その時間を使って、つむぎの湯に来ました。レールパル352のレポートはこちらです。
六郷の里つむぎの湯は、平成15年11月にオープンした市川三郷町営(旧六郷町営)の温泉施設です。
午前12時頃に着いた時には、駐車場は半分くらいにクルマが停まっていました。山梨県周辺から来ている人が多いようです。
こちらが、つむぎの湯の営業案内になります。
こちらが玄関ロビーになります。とても広めの空間です。
玄関ロビーでは農産物やお土産などが売られています。
食堂は営業休止
以前は食堂があったようですが、今は営業をしていないようです。従って、食事を持ち込んでくる人も多いです。休憩所にはお弁当を広げている人がたくさんいました。
お風呂へ
最初にお風呂へと向かいました。こちらのお風呂は内風呂と露天風呂に分かれています。内風呂はジャグジーなどが付いている大きな温泉浴槽、源泉が注ぎ込まれている小さな温度がぬるめの浴槽、洗い場などがあります。残念ながらサウナはありません。思う存分、温泉を楽しんで欲しいということなのだと思います。
露天風呂は温泉の浴槽が一つあり、こちらは少し温度が高めになっていました。
内風呂の小さな浴槽は特に人気があるようで、いつも満杯になっていました。こちらは、ぬるめの温度設定なので、ゆっくりとお風呂に入っていることができます。底も浅めになっているので、足を伸ばしてくつろぐことができる点が良いと思います。
温泉の色は無色透明、温泉を触った感じは、少しヌルッとした感触があります。35度から36度程度の温度設定でとてもリラックスできました。
また、温泉からあがったあとも、身体はポカポカとした感じが続き、本当に効能が高いと感じました。
営業情報
平成24年9月17日現在の営業情報は下記の通りです。
- 営業時間 … 午前10時から午後8時まで(受付は午後7時30分まで)
- 休 館 日 … 水曜日(祝日の場合翌日),1月1日
- 料 金 等 … 入浴・休憩 町外者3時間400円他
- アクセス … 中部横断道増穂インターから約15分,JR甲斐岩間駅から約1.5km
- 浴 槽 等 … 内風呂(大・小),露天風呂,リハビリ歩行浴槽
- 泉 質 等 … ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性温泉)
- 駐 車 場 … 50台
- 〒409-3243 山梨県西八代郡市川三郷町鴨狩津向640
- 六郷の里 つむぎの湯・いきいきセンター
- TEL 0556-20-2651 FAX 0556-20-2655
つむぎの湯の経営危機
市川三郷町では見晴らしがいい「みたまの湯」はとても人気があるのですが、こちらのつむぎの湯は厳しい状況になっています。令和6年10月1日からは値上げすることが決まりました。
町外 3時間400円→800円
1日 700円→800円
従来は水曜日が休みでしたが、火曜日と水曜日が休みになります。営業時間も午前11時から午後7時までに短縮になります。
つむぎの湯は源泉の温度が低いため、温泉を加熱する必要があり、この燃料費が経営に与える影響が大きいとのことです。市川三郷町は財政非常事態宣言を出しているため、年度内に施設の休止か民間譲渡を決めるとしています。
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