太宰治ゆかりの御坂峠・天下茶屋で山梨県郷土料理の「ほうとう鍋」

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甲州から富士河口湖町に通じる御坂峠にある天下茶屋に行きました。こちらは、太宰治が二階に逗留していたことでも有名な場所です。

今回は青梅街道を使って勝沼の方に出て、そこから御坂峠を目指しました。御坂峠には立派なトンネルができていて、現在では峠越えをする必要は全く無いのですが、天下茶屋に行くために途中から旧道に入りました。

この手の旧道は道が狭く走りにくいところが多い印象があるのですが、御坂みちに限っては片側一車線のしっかりとした道路だったので逆に驚きました。幅の狭い長さ396メートルのトンネルを抜けると、すぐに天下茶屋がありました。天下茶屋に着いたのは午前11時過ぎです。

こちらが天下茶屋の建物です。

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天下茶屋は昭和9年に開店しました。できあがった当時は木造二階建てで八畳が三間の小さな茶屋だったそうです。そして、昭和13年9月から3ヶ月間、小説家の太宰治がこちらに滞在しました。小説「富獄百景」にこちらで滞在した当時の様子を残しています。ここから見る富士山の眺めを富嶽百景の中で太宰治は「風呂屋のペンキ画のようだ」と書いています。

その後、昭和42年に新御坂トンネルが開通し甲州から河口湖に行く際に御坂峠を越える必要がなくなりました。これに伴い天下茶屋は約10年間にわって休業したそうです。しかし、昭和53年に2代目が営業を再開し2009年に75周年を迎えました。そんな天下茶屋は今でも非常に人気があります。

周辺にはたくさんのクルマやバイクが駐車されていました。これだけたくさんの人が店に押し寄せていたら、ずいぶん待つかもしれないという予感がしました。しかし、これらのクルマやバイクは富士山の絶景を見るために来た人が多く、天下茶屋を利用する方の数はかぎられているようです。

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綺麗な富士山が出迎えてくれました。まさに絶景です。

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しかし、店内はさほど混雑していませんでした。店内では各種のお土産も販売されていました。

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こちらのお店では勝手に席についてはいけないルールになっています。入口付近で待っていると店員さんが声をかけてくれました。基本、店員さんは忙しいので、店員さんの方から声をかけてもらえるまで待っていた方が良さそうです。

午前11時過ぎの段階では十分に席が空いていました。

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こちらも店内の様子です。左手の階段を上ると、太宰治に関する展示が行われている部屋になります。お店を利用した人は見学可能です。

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こちらがメニューです。

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  • ほうとう鍋  1080円
  • きのこほうとう鍋  1410円
  • とろろきのこ蕎麦  1000円
  • 木の実厚焼き煎餅  500円
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  • いもだんご  580円
  • 山椒みそおでん  580円
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  • ところてん  550円
  • 甘酒  500円
  • 冷珈琲  550円

食事のメニューはそんなに種類が多くないです。今回は、ほうとう鍋にしました。注文すると、20分ほどかかりますがよろしいですか?と確認を受けました。もちろん、待つことにしました。

店内を見渡していると、「サザエさん」一家がこちらを訪問したことも紹介されていました。

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平成15年2月に放送されたそうです。

しばらくすると、ほうとう鍋が出来上がりました。

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ゴロゴロとたくさんの野菜が入っています。

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味は味噌の加減がほどよくて優しい味に仕上がっていました。

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