小樽市を散策していると「運河プラザ」という建物がありました。観光案内所も併設されているようですので、こちらで休憩していくことにしました。明治23年から27年にかけて相次いで作られた旧小樽倉庫の一角を利用して開設されています。正面右手の倉庫がもっとも最初に建設されて増築を重ねるうちに中庭を囲む大きな倉庫になりました。旧小樽倉庫は倉庫部分が木骨石造1階建、事務所部分が木骨煉瓦造2階建てになっています。昭和60年に小樽市指定歴史的建造物となりました。
運河プラザの中には休憩スペースや土産物屋、観光案内所などがあります。かなりゆったりと作られていますので落ち着きます。パンフレットも各種揃えられていますので、小樽への旅の最初にこちらに立ち寄っても良いかもしれません。
運河プラザを見たあとに小樽市総合博物館(運河館)にも行ってみました。運河プラザとは入り口が別になっています。小樽市総合博物館はこちらの運河館と本館に分かれています。鉄道に興味がある、または子ども連れの場合には本館にも寄ってみると良いと思います。こちらの運河館から本館までは歩いて20分ほどの距離です。両方を見学する場合はバラバラに入館券を買うと大人700円になるところ、500円に割引になる共通券の購入が良いと思います。なお、共通券を購入すると本館の近くにある手宮洞窟も無料で見学することができます。
館内は「北前船の時代」など小樽の歴史に関する展示が行われています。
春に強い風が吹く小樽は大火事が多い町で、明治時代だけで100戸以上の焼失があった火災が16回もあったそうです。従って日を防ぐためにも木骨石造倉庫が多く建てられました。
こちらは旧小樽倉庫の模型です。
この博物館自体が旧小樽倉庫の中になります。天井付近はこんな様子になっています。
消防犬の「文公」が展示されていました。昭和の初め頃に消防本部で飼われていた雑種の雄犬です。消防自動車が出勤するときには一番最初に乗り込んで火事場では野次馬を追い払って水をかけるホースのもつれを直したりして大活躍したと言い伝えられています。
昔の小樽の町並みも再現されています。
生活にもゆとりが出てきて、タイプライターや蓄音機といったものも普及しました。
第一展示室から中庭に出たあと、第二展示室へと向かいます。
第二展示室は生物や昔の暮らしなどに関する展示が行われています。
こちらが旧小樽倉庫の中庭です。
コメント