ぐるっとパス2009を使って、府中市郷土の森博物館に行ってきました。こちらの施設は多摩川の是政緑地の近くという立地で、まわりはとても緑が多いところです。多摩川の向こう側には稲城の丘陵地が見えます。また、近くには府中市の交通公園もあります。
10時に開館するようなので、この時間に着くようにクルマで向かってみました。郷土の森近辺にはたくさんの駐車場があるうえ、無料なので大変にありがたいです。日曜日だったので混んでいるのかと思って行ってみると、12月27日と年末だったこともあってか駐車場はガラガラでした。
受付でぐるっとパス2009を見せて、入館券と引き替えます。常設展などが見られるほか、プラネタリウムも見ることが出来ます。博物館に入るのには200円、プラネタリウムを見るのには600円が必要ですので、ぐるっとパス2009を使うとやはりお得です。
本館の2階には府中市の郷土を紹介する常設展示があります。
特に府中宿の復元模型などは見応えがありました。
そして、屋外には府中市にあった江戸中期から昭和初期の建築物を移築して復元しています。小金井公園の中にある江戸東京たてもの園を小ぶりにしたような感じです。
・旧府中町役場庁舎
大正10年に建築されました。東京都の指定有形文化財です。本館は洋風なのですが裏手には和風の平屋の建物がつながっています。館内のビデオでは、この不釣り合いの二つの建物は、同年代に造られたものであることを紹介していました。当初は洋館の本館が先に出来て、そのあとから裏手の和風建築物が出来たのではないかと思われていましたが、解体するときに基礎の構造を確認している中で同時期に建築されたことが判ったのだそうです。
旧田中家住宅
幕末から明治にかけての呉服店で府中宿の代表的なお店でした。明治天皇御座所として使われた奥座敷もあります。
旧島田家住宅
こちらは江戸時代から続いている商家です。
この建物は明治21年に建造された蔵造りの建物です。
旧府中郵便取扱所(旧矢島家住宅)
こちらは明治5年に府中宿で最初に設置された郵便取扱所を復元しました。
旧河内家住宅
ハケの上で養蚕を営んでいた河内家の住宅です。
コメント