株主優待券を使ってRAKU SPA鶴見へ
極楽湯から株主優待券が送られてきました。どこのお店に行こうかとパンフレットを見ていると、「RAKU SPA 鶴見」という聞き慣れない店舗が載っていました。場所は神奈川県の国道1号線から少しそれた鶴見川沿いの場所で、周辺にはコーナンなどがあるようです。川崎駅や鶴見駅などから送迎バスが運行されています。
通常では株主優待券一枚で大人一人が利用できるのですが、「RAKU SPA 鶴見」では大人一人で二枚の株主優待券が必要になるそうです。株主優待券は十分にありましたので、この機会に行ってみることにしました。
国道1号沿いのガストで時間調整をしたあと、午前10時の開店少し前に現地に到着しました。すでに入口には長蛇の列ができていました。送迎バスが着いたあとのようで、駐車場自体はすいていました。
入館
午前10時の開店と同時に列が動き始めました。ただ、入ってすぐのところにある下駄箱で列は大混乱します。これは施設の誘導が下手なせいで、ある程度の人数ごとに入口で入場に何組かごとにSTOPをかければもっと整然と誘導できるはずです。
下駄箱に靴を入れたあと、また、列が作り直されて、受付の順番を待ちます。15分ほど待って、ようやく受付の順番になりました。脱衣所のロッカーはオートロックになっていて、ICチップが搭載されたリストバンドを渡されます。リストバンドをロッカーに入れたままロッカーの扉を締めると、もうあかなくなってしまいます。
通常の入館料は、平日大人1480円、土日祝日大人1680円です。furocaという会員制度があり、会員が現金またはクレジットカードで支払いをすると割引、furocaにチャージした上で利用すると更に割引があります。
また、受付では館内着などの引き換えカードももらいました。
受付が終わったら次に館内着などの引き換えを行います。こちらも列になってしまっています。
タオルセットと館内着の入ったバックを渡されました。館内着は数種類の中から選ぶことができます。
館内着の交換
左側の3種類が男性用、右側の2種類が女性用です。午後から入浴したお客さんの中には女性でも男性用の館内着を着ている人がいたので、もしかすると、女性用の館内着の数が足らなくなってしまったのかもしれません。
食事コーナー
こちらが二階の飲食コーナーになります。フードコートみたいな感じです。これだけ広いのに、午後1時頃には席はいっぱいになってしまい、名前を書いてお客さんが何組も待っていました。メニューを見てみると、ラーメンが600円となっていて、比較的リーズナブルな値段になっていました。
飲食コーナーと同じフロアーに脱衣所やお風呂があります。こちらの廊下をずっと奥へと歩いていきます。一番奥が男性用の更衣室です。
こちらがICチップが搭載された鍵です。バンドの部分が少し長すぎるので、手首に巻くとブラブラしてしまいます。上腕まで引き上げてとめておかないとなくしてしまいそうです。
お風呂
お風呂はすべてで14種類があります。こちらの施設は天然温泉ではありません。しかし、露天風呂にある人工温泉は、本物の硫黄泉に近い雰囲気がよく再現されていました。弱酸性のpHは4程度で白濁しています。そして、硫黄の香りもするので、本当に温泉地に行ったような気がします。東京から近いところに天然温泉はいろいろありますが、硫黄泉はなかなかないので、このような人工温泉はアリだと思います。
もう一つ特筆すべきは水風呂(清凜の水)です。こちらの水風呂は炭酸ガスが溶け込ませてあります。普通は高濃度炭酸泉と言えば、28度くらいのぬるめのお湯に溶け込ますことが普通ですが、温度が低い方がたくさんの炭酸ガスが水に溶け込むので、入るとヒリヒリするほど効き目があります。
水風呂の温度は18度ほどなのですが、血行がよくなるので、そんなに冷たく感じないことが不思議です。
サウナ(温箱)はとても大きくて、定期的にサウナストーンの上から水?アロマ水?がかけられています。そして、ファンの音がなって、サウナ室の中の空気をかき回すことで、ロウリュのようにしています。ただ、あまり効果は感じませんでした。純粋にサウナとしてはよくできていると思います。女性の方には塩サウナもあるようです。
ほかに露天風呂には「絹の湯船」という微細な気泡をお湯に溶け込ませた絹のゆおうな肌触りの浴槽があります。こちらもとてもマイルドな入浴感で気持ちが良かったです。
サウナにテレビが設置されているほか、露天風呂の壺風呂にもテレビが設置されていました。壺風呂は人気がありなかなかあかないのですが、テレビまで設置されているので、どうしても長風呂をする人が増えてしまうのが難点です。あまりたくさんの人数が入れない壺風呂よりも、弱酸性硫黄の湯、または絹の湯船の方にテレビを設置した方が喜ばれたような気がします。
岩盤浴
岩盤浴は三階にあります。いくつもの部屋があり、かなりの数の人が利用できます。工夫もされていても、例えば天井がドーム状になっていてプラネタリウムになっている部屋までありました。下記の6種類があります。
- ひらめき(ルミナラ):キャンドルの灯火の中で心もほっと一休み
- またたき(プラネタリウム):MEGASTAR-Jrを利用して夜の星空を再現。オーロラや流れ星も見ることができます。
- つやめき(アメジスト):精神を安定させリラックス効果があります。
- かがやき(シュンガイド):細胞の活性化・正常化を促します。
- いきづき(グレイニヌス):細胞へ酸素、栄養素を取り入れます。
- とどろき(岩塩):人体の活性酸素を除去し皮膚の老化を防ぎます。
休憩コーナー
休憩コーナーからは鶴見川がよく見えます。
午後2時を過ぎた頃から、館内がとんでもなく混雑してきました。どこもかしこも、人ばかりです。特に休憩できるような場所や食事ができる場所は待ち行列ができました。窓から外を見ても駐車場は満杯になっていました。駐車場の向こう側に見えるのはショッピングセンターです。
もしかすると、午後2時頃は午前からいるお客さんと午後から来たお客さんがちょうどかち合うので、混雑するのかもしれません。ただ、あまりの混雑に閉口してしまい、午後3時前にはRAKU SPA鶴見をあとにしました。
これから先、郊外の土地をたくさん確保できるような場所では、極楽湯はこちらの形態の施設も増やしていくのではないかと思います。
【2020/02/09追記】
施設がリニューアルされたそうです。ひかりの演出で幻想的な空間が広がる岩盤浴と半個室スペースも備えた休憩エリアが登場したとのことです。今度、極楽湯から株主優待券が送られてきたら、また鶴見に行きたいと思います。
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