阿寒バス「ピリカ号」で釧路湿原・摩周湖・硫黄山・阿寒湖を観光

4.5
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夏休みに釧路へ旅行に行きました。とても混雑している時期だったので、レンタカーが全て出払ってしまっていて、借りることができませんでした。北海道でレンタカーが無いと困るのが交通手段です。

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阿寒バスのピリカ号

そこで、1日目は釧路市街地の観光、2日目は阿寒バスのピリカ号という観光バスに乗って、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖などを観光することにしました。いつもは車で観光しているので、観光バスに乗るのは本当に久しぶりです。

ちなみにピリカというのはアイヌ語で、「良い」「美しい」「きれいだ」「立派だ」「豊かだ」という意味を持っています。

数日前にウェブから予約をしておきました。予約時に残席数が分かるのですが、この日はピリカ号も利用者が多かったです。こちらが公式サイトです。

ピリカ号(ガイド付き観光バス) | 阿寒バス株式会社

当日の朝、釧路駅の阿寒バスのバスセンターに行って受付をします。

定時にバスがバス停にやってきました。

阿寒バス ピリカ号 釧路

バスは自由席になっています。運転手さんのほかにガイドさんも乗車しています。

釧路駅を出発

釧路駅を出ると、フィッシャーマンズワーフMOO、釧路プリンスホテルでもお客さんを乗せました。ほぼ、満席の状態で出発です。

ピリカ号 車窓からの風景

ガイドさんは一人一人の席をまわって、この日の夕方以降、電車に乗るとか、飛行機に乗るとか、切羽詰まった用事があるかどうかを確認して回っていました。何らかの事情でバスが遅れたときに、各地の滞在時間を切り詰めるか、釧路への到着を遅らせるのかを決めるための材料にするのでしょう。

釧路湿原北斗展望台(車窓見学)

まずは車窓から釧路湿原北斗展望台を車窓から見学です。道路を走っているときにガイドさんが「あの林が途切れたところから釧路湿原が見えます」と教えてくれるのですが、湿原が見渡せるのは時間にして10秒ほどですので、見逃さないようにしましょう。遥か彼方まで湿原が広がる様子を見られます。

鶴居村というところをバスは通過します。 丹頂鶴で有名なところですが、牧畜も盛んで2500人の人口に対して、牛は1万頭近く飼育されているそうです。牛とタンチョウヅルは比較的仲良しで、タンチョウヅルは牛舎で牛の餌を失敬しているという話しもありました。

他にガイドさんは沿道の植物や花の種類を解説してくれます。

摩周湖第一展望台(滞在時間30分)

続いて、摩周湖第一展望台に行きます。摩周湖には「摩周湖カムイテラス」という新しい建物がオープンしました。お土産屋さん、カフェテラス、展望台などが一緒になった建物です。

摩周湖カムイテラス

ここで販売されていたカットメロンを食べました。

カムイテラス カットメロン

屋上の展望台に向かいます。

摩周湖

霧の摩周湖で有名ですが、この日は湖面がはっきりと見えてとても綺麗でした。

摩周湖

しかし、この後5分ほどで急速に天候が悪化して、一気に霧がかかってしまいました。ガイドさんによると、摩周湖の天候は本当に気まぐれで刻一刻と天候が変わるそうです。綺麗に湖面が見える状態と霧で何も見えなくなった状態の両方を見られた皆さんはとてもラッキーでしたと話していました。

硫黄山(滞在時間30分)

続いて硫黄山です。アイヌ語で「アトサヌプリ」、裸の山と呼ばれている場所です。

硫黄山

ちょうど、風向きがこちらに向かっていたので、硫黄の匂いを強く感じました。噴気孔のすぐ近くまで行くことができます。

硫黄山 噴気孔

こちらが硫黄山のレストハウスです。中ではお土産や軽食などを販売しています。

硫黄山レストハウス

レストハウスで販売されている名物のゆで卵です。

硫黄山 ゆで卵

箱根の大涌谷で販売されている黒玉子とは違って、こちらの見た目は普通のゆで卵です。塩も付いていたので美味しく食べることができました。皮をむくためにガムテープがテーブルに置いてあります。

屈斜路湖・砂湯(滞在時間20分)

続いて屈斜路湖に到着します。砂浜を掘ると露天風呂が出来上がってしまうという不思議な場所です。

屈斜路湖 砂湯

砂浜はこのように穴ぼこだらけになっていました。

屈斜路湖 砂湯

ここから阿寒湖に着くまでは、ガイドさんは阿寒湖畔のどこのお店で何が食べられるか、観光スポットにはどのようなところがあるか、緊急時にはどこに電話をすれば良いかなど、とても詳しく教えてくれます。

トレーラーでは音楽フェスも開催されていました。

音楽フェスティバル

音楽フェス

阿寒湖温泉(滞在時間2時間)

続いて阿寒湖に到着です。阿寒湖を2時間散策して、またピリカ号に戻るのが標準です。しかし、遊覧船にゆっくりと乗りたい等の要望がある際は、阿寒湖を16時に出る定期路線バスで釧路空港や釧路駅に行く代替案もあります。この代替案の場合は阿寒湖で3時間程度滞在できます。代替案を利用する場合は事前にバスガイドさんに申告が必要です。

今回は標準コースにしました。まずは、アイヌコタンに行ってみました。

阿寒湖 アイヌコタン

このアイヌコタンにあるポロンノというお店で食事をしました。アイヌの郷土料理を食べることができます。

阿寒湖 アイヌコタン ポロンノ

こちらが阿寒湖です。この日はとても穏やかでした。

阿寒湖の眺め

阿寒湖のエコミュージアムセンターも見学しました。まりもを見ることができます。

エコミュージアムセンター 阿寒湖

釧路空港

阿寒湖のあとは釧路空港に到着です。こちらから東京羽田に行くJALの便に乗る予定なので、ピリカ号の乗車はここまでとなりました。

ただ、この日は台風8号が関東を直撃しているため、乗ろうと思っていた便が天候調査中になってしまいました。夜まで待って途方にくれるのは厳しいので、早々に翌日の便への振り替えをJALのカウンターでしました。また、釧路駅近くのホテルが確保できたので、空港連絡バスで釧路駅へと向かいました。

おわりに

観光バスに乗るのは本当に久しぶりでしたが、自分でドライブするのとは異なり、気が付かないようなことまでガイドさんが案内をしてくれるので、旅は確実に充実することを再認識しました。自分で運転する必要もなく、観光バスの良さを再認識しました。

 

 

 

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