韮崎旭温泉の極上のお湯で日帰り温泉を楽しんだ後、クルマで韮崎駅に併設されている丸政そばへと向かいました。韮崎旭温泉については、こちらで紹介しています。
丸政そばは1918年に中央本線の富士見駅で構内の立ち売り業者として発足しました。その後、1929年に小淵沢駅と小諸駅を結ぶ小海線が開通したことにより小淵沢駅に移転しています。その小淵沢駅の中央線ホームで1956年にそば店を開業しました。現在は小淵沢駅は近代的な駅舎になっていますが、しっかりと丸政そばの直営店が営業しています。こちらで2017年に訪問した時の様子を紹介しています。
その後も丸政の蕎麦店は各駅に拡大していき、この韮崎店は2013年に開業しました。
韮崎駅は駅前にロータリーがあり、ロータリーの真ん中にコインパーキングがあります。このコインパーキングは嬉しいことに最初の45分間は無料で駐車できます。以降は30分ごとに100円です。こちらに車を停めて韮崎駅へと向かいます。(2014年に駅前広場がリニューアルされたようです)
中央本線は高いところに線路があって、見上げたところにホームがありました。
こちらが韮崎駅です。駅を利用するお客さんも多く、待合室で列車を待っている人もいます。
こちらが丸政そばの外観です。
建物の外にはメニューがありました。麺の大盛は無料、そば、うどん、黄そばを選択することができます。
かけ蕎麦は400円、わかめ蕎麦は530円、きつね蕎麦は530円、山菜蕎麦は530円、月見そばは500円、カレー蕎麦は680円です。実は今回は山賊蕎麦を目当てにしていました。丸政そばの名物だったはずです。以前行った小淵沢駅でも山賊そばを注文しました。山賊そばにのっている山賊焼きとは鶏もも肉をすりおろしたニンニクや玉ねぎを効かせた醤油タレに漬け込んで片栗粉を付けて揚げた長野県のご当地料理です。「焼き」という名前は付いていますが、あくまでも揚げる料理です。
なぜ、鶏肉をあげる料理がなぜ山賊焼きという名前になっているのか、それはWikipediaでは下記のように紹介されています。
名前の由来は、塩尻市の居酒屋「山賊」が発祥。前身である「松本食堂」店主の祖父夫婦が、第二次世界大戦前後のいずれかの時期に考案した。骨付き肉で提供され、祖父の風貌が山賊に似ていたことから。店の横には「元祖山賊焼」の石碑が立っている。
山賊は旅人から金品を「取り上げる」から鶏肉を揚げた料理に山賊焼きという名前を付けたという話しも聞いたことがあります。
丸政そば韮崎店には駅の構内からも入ることができます。店内はテーブル席と奥には座敷の席があります。駅そばで座敷があるのは珍しいと思います。
店内に入ると、丸亀製麺などと同じように揚げ物が並べられていました。ただ、揚げ物の種類は5種類くらいと、かなり限られています。
その揚げ物の中に、山賊揚げがあることに気が付きました。山賊焼きではなく山賊揚げという表記になっていました。ここで山賊揚げをお皿に入れて持っていき、蕎麦を購入すれば山賊そばになります。
こちらが店内にあるメニューです。このメニューを見て驚いたのですが、外のメニューにはあった「かけ蕎麦」が見当たりません。単価が安いメニューはあえて載せていないのかもしれません。
今回は山菜蕎麦を注文しました。こちらが山菜蕎麦と山賊焼きです。
山賊揚げがとても大きいです。これだけで本当にお腹がいっぱいになります。味はニンニクが効いていて、ちょっとジャンクで美味しいです。
一方で山菜蕎麦の方は山菜がたっぷり、蕎麦の麺はボソボソとした食感で蕎麦粉の割合が多いのかもしれないと期待させます。甘めのつゆでこちらも美味しいです。味変で七味唐辛子をたっぷりとかけてみると、さらに風味が際立ちました。
ごちそうさまでした。
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