泉質がとても良い山梨県の韮崎旭温泉で日帰り入浴

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 12月の土曜日に山梨県の身延町へ行った帰り道でとても久しぶりに韮崎旭温泉に寄ってみました。確認してみると、前回訪問したのは2012年でしたので実に12年ぶりの訪問です。この韮崎旭温泉は静岡~糸魚川構造線上の2本の温泉断層が重なった地点で、地下1200メートルから湧出している植物性の透明薄緑色(エメラルド)、湧出温度41度、湧出量毎分400リットル、微量の硫黄香を含むナトリウム塩化物炭酸水素塩泉です。湯量が豊富であるため、加水、加温、循環などの人口処理を行わない源泉かけ流しの温泉で、その泉質の素晴らしさはたくさんの温泉愛好家をはじめ地元の方にも愛されています。

 訪問したのは午後4時前、駐車場はさほど混雑していませんでした。建物の前からは富士山がよく見えました。

韮崎旭温泉から見た富士山

こちらが韮崎旭温泉の入口です。赤くて大きな温泉マークが何となくほのぼのとした感じです。

韮崎旭温泉

建物の中に入ると左手側に自動券売機、右手側に下足入れがあります。先に靴を脱ぐと入館券を買いにくくなるので、先に入館券を購入してから靴を脱ぐことをお勧めします。

韮崎旭温泉

入浴料は大人600円、子ども(小学生)300円となっていました。(12年前と同じ価格)

フレンドリーに対応いただける受付の方に入館券を渡すと、貴重品は貴重品ロッカーに入れた方がいいよと教えてもらい、そちらに財布などをしまっておきました。休憩広間の入口の横にあります。

そして最初に浴室へと向かいました。

韮崎旭温泉

脱衣所にも鍵がかかるロッカーがありました。ただ、簡易的なロッカーではあるので、確かに貴重品は貴重品ロッカーに入れておいた方が良さそうです。

そして、浴室に入ると右手側に洗い場、左手側に大きな浴槽がありました。温泉のお湯を劣化させないように最初に洗い場で身体を洗います。リンスインシャンプーとボディーソープがしっかりと常備されていました。まるで銭湯のような価格なのにシャンプーとソープが置いてあるのは嬉しいです。

お風呂の方は確かにお湯が薄緑色(エメラルド色)なことが特徴的です。温泉成分はカリウム、マンガン、マグネシウム、カルシウム、鉄分などの陽イオン、硫酸の陰イオン、メタケイ酸、炭酸ガスなどの様々なミネラル成分も適度に含むナトリウム塩素、炭酸水素イオンを主成分とする含重曹-食塩泉です。

韮崎旭温泉の浴槽(韮崎市観光協会より引用)

温泉はぬるいので、ゆっくりとお風呂に入っていることができます。皆さん、相当の時間、お風呂に入っているので、いつも浴槽は混雑しています。じわじわと身体が温まっていくのを感じながら、身体を見てみると、天然の細かい炭酸泉の気泡が肌を包み込んでいました。人工の高濃度炭酸泉と比較すると浮遊している泡の量はさすがに少ないですが、天然でここまでの泡が肌につくのはすごいと思います。

湯口からは大量の源泉がすごい勢いで注ぎ込まれています。源泉かけ流しの浴槽は水温を保つことが難しいので浴槽が小さくなることが多いですが、こちらはこれだけの湯量があるので浴槽が大きくても大丈夫です。

韮崎旭温泉
韮崎旭温泉(公益社団法人やまなし観光推進機構より引用)

そんな湯口の周りはとても人気で、この湯口の周りが空くことはまったくありません。

お湯からあがったあとも身体はポカポカ、このレポートを書いている翌日ですらその余韻は残っていました。素晴らしい効果だと思います。

お風呂からあがってロビーに出ると、受付の方が「一晩冷やした源泉を飲むか?」と声をかけてくれました。コップに入った冷たい源泉を飲んでみると、これがとても口当たりがまろやかで美味しいです。身体がとても火照っていたので、このサービスは嬉しかったです。

【2012年12月のレポート】

山梨県の韮崎旭温泉

以前より韮崎旭温泉という、とても泉質が素晴らしいところがあるということを聞いていたのですが、今まで行く機会がありませんでした。今回は湯村温泉の甲府富士屋ホテルに行く機会がありましたので、その帰り道、韮崎旭温泉にもよってみました。

少し分かりにくいところにあるので、カーナビで目的地にセットして現地に向かいます。パナソニックのゴリラでは、きちんと50音検索でヒットしたので、セットが簡単でした。

老人福祉施設が最初に見えて、その奥に旭温泉の建物があります。建物の壁に書いてある「湯」のマークが目印です。

駐車場は建物の近くにありました。広いので、クルマを停める場所に困ることはなさそうです。

クルマを停めたあと、入口から中に入ってみました。入口から入ってすぐ左側に自動券売機がありますので、こちらで入浴券を買います。大人は一人600円でした。

その入浴券を受付に提示して入館します。脱衣所には鍵付きのロッカーが並んでいました。このロッカーの中に貴重品や衣類を入れれば良いようです。

そして、浴室に入ってみました。其れなりに広い浴室ですが、大きな浴槽が一つあるだけです。あとは、入口のすぐ左手に掛け湯をすることができる源泉を注ぎ込んでいるところがありました。

こちらには源泉を注ぎ込んでいる蛇口のところにコップが置いてあり、飲泉をすることもできました。さっそく飲んでみましたが、飲みにくいような味ではありません。表現しにくい味でした。少しトロトロとした感じもあり、いかにも効きそうです。

浴槽の方はとても大きいのですが、かなり勢いよく厳選が注ぎ込まれています。こちらの源泉を注ぎ込んでいるところにもコップが置いてありました。源泉にこれだけ自信があるということは循環ではない証拠と言っても良いでしょう。

温泉の色は薄いエメラルドグリーンです。そして、お風呂の中に入ると、細かな泡が身体を包み込みます。人工の炭酸泉がある施設も増えてきましたが、泡の付き方はそれ以上かもしれません。天然でこんなに凄い温泉ははじめてです。

お風呂からあがったあとは、休憩室に行きました。

韮崎旭温泉の休憩室

畳敷きの和室の部屋があります。こちらの部屋の外はバルコニーになっています。こちらのバルコニーにもテーブルの椅子が置かれていて、休むことが出来るようになっていました。

バルコニーからの眺め

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