東京都小平市にあるガスミュージアムに行ってきました。新青梅街道沿いにあります。無料で観覧できる東京ガスの施設になります。敷地内には駐車場のほか、ガス灯館と「くらし館」の二つがあります。
ガス灯館は文明開化とともにそのシンボルとなったガス灯とともに錦絵や当時の街並みの様子を再現したミニチュア模型などが展示されています。このガス灯館は1階と2階が展示室になっているのですが、二階の方は模様替えをしているようで上がれないようになっていました。
一方で、くらし館の方ですが、こちらには「ガスとくらしの一世紀」をはじめとする5つのコーナーがで120年にも及ぶガスと私たちのくらしの変遷を展示しています。
こちらは、TG6号ガス自動炊飯器です。
ほかにも電気の保温機能とガスの自動炊飯機能が一緒になった商品も展示されていました。今でもガス自動炊飯器というものは売られているのでしょうか。
そしてこちらはバランス型の風呂釜です。私も20年ほど前には使っていたような気がします。
1965年(昭和40)に開発された風呂釜です。密閉された風呂釜の中に浴槽からの水を引きこみます。そしてボイラーで燃焼を行い、吸気と排気を外気で行います。浴室内の空気を利用することなくガスの炎でお湯を沸かしていました。不完全燃焼が起きず安全な風呂釜として普及しました。種火に着火するときにはハンドルをグルグルと回すとカチカチ音がして着火します。
この「くらし館」は2階は吹き抜けになっているのですが、建物の後ろ側については少し2階のフロアーがあってそちらでも展示が行われています。2階から1階を見下ろすと下の写真のような感じになります。
2階にはたとえば、ガスを使ったオルガン装置などが展示されています。
何となく懐かしいガス器具をたくさん見ることが出来ました。また、1970年代頃からの昔の東京ガスのコマーシャルも見ることが出来ます。
全部を丁寧に見ても2時間程度で見て回ることが出来ると思います。近くに来る機会があった際にはいかがでしょうか。
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