西武園ゆうえんちの開園時間は朝の10時ですが、9時過ぎに着いてしまったので、都立狭山自然公園で時間をつぶしていました。そして、朝10時が近づいてきたので、西武園ゆうえんちへと向かいます。
まずはJAFの会員証を出して、チケット売り場でパスポートを購入します。
2009年の11月はキャンペーンを実施していて、通常であれば大人3200円、子ども2700円のチケットがそれぞれ半額になります。そして、10時になったので開門と同時に入園しました。
ループスクリューコースター
まずはジェットコースター(ループスクリューコースター)へと向かいます。高さ30メートルから急降下し、1回転したあと、ループを2回転、全長900メートルのコースになっています。
パスポートを見せて入っていくとたくさんのベンチが並んでいるコーナーに着きます。混んでいるときには、ここで座りながら待つことが出来る仕組みになっているようです。しかし、この日は空いていましたので、一番前の列に座って待っていると、やがてジェットコースターへと案内されます。
このコースター、まずは登っていって、急激な坂を下っていくのですが、とにかく横揺れが激しいです。1986年に登場したということですので、すでに20年以上が経過していますので、少し年季が入っています。純粋に宙返りやコークスクリューが組み合わされたコースターの怖さと花屋敷のジェットコースターにも近い怖さの両方を味わうことが出来ます。
子どもは喜んで、このジェットコースターに3回、そして帰りがけにも3回乗ったので、全部で6回も乗っていました。
ルーピングスターシップ
次に乗ったのはルーピングスターシップです。このルーピングスターシップはバイキングをもっと強力にしたもので、360度回転します。
見ているだけでも怖そうだったので、私はこれには乗りませんでした。子どもはこれにも2回乗っていました。
ハローキティメルヘンタウンの方に降りていって見ると、レストランぽっぽがありました。
レオライナーが出来る前に走っていた機関車では無いかと思います。ずっと昔、この西武園ゆうえんちで乗った覚えがあります。今はレストランとなっている客車をひく機関車として第二の人生を歩んでいるようです。
ジャイロタワーは営業を休止しています。家に帰ってから調べていると、今年の8月に故障して、15人が40分間閉じ込められる事故が発生していたようです。(「西武園ゆうえんちでジャイロタワー止まる 15人40分間閉じこめ」:イザ!)
バイキング
そして、こちらはバイキングです。昭和56年に導入されました。
オクトパスアドベンチャー
そして、こちらはオクトパスアドベンチャーです。こちらも導入されてから相当の年月が経った年代物です。
たこの足にゴンドラが付いていて、グルグルと回りながら上がったり下がったりします。
ウェーブスインガー
こちらはウェーブスインガーです。天井から椅子がぶら下がっていて、そこに座っていると、少し高いところまであがってグルグルと回ります。これは私も乗りましたが、結構怖いです。遠心力が凄いので物をもしも落としたらかなり吹き飛ばされるのではないかと思います。
大観覧車
こちらは大観覧車です。昭和57年に導入されました。
高さが62メートルもあります。観覧車には2つの列があって、一つは透明ゴンドラを待っている人の列でした。数組のお客さんしか待っていませんでしたが、何と30分待ちだそうです。この大観覧車に透明ゴンドラは2つしか付いていないそうです。30分待つのは時間が勿体ないので、今回は普通のゴンドラに乗ることにしました。
他にもたくさんの乗り物があります。せっかくパスポートを購入したので、一通りの乗り物に乗りました。子どもは結構気に入って、結局は10時の開園から午後3時過ぎまでいました。どのアトラクションも待ち行列はほとんどありませんので、すぐにアトラクションに乗ることが出来ます。有効に時間を使うことが出来て良かったです。
【追記】
西武鉄道 山口線(おとぎ電車)
1984年まで遊園地前とユネスコ村駅の間、全長3.7Kmを西武鉄道山口線が結んでいました。もともとは凸型の蓄電池が動力の機関車が客車を引いていましたが、1972年に日本の鉄道100年を記念して蒸気機関車も運行するようになりました。
おとぎ電車で使われていた客車が新座市野火止3丁目3付近で個人所有で保存されていて、道路からも見ることができます。
横にキッチンカーを置いてこちらの客車を飲食スペースにするために、東京都練馬区内で「Cafe COCO」「Cafe&Restaurant COCO」を運営する株式会社ブランシカが、「CAMPFIRE」でクラウドファンディング(CF)を行っています。
この車両は西武鉄道山口線(開業時は遊戯施設の「おとぎ線」)の客車として昭和25年に製造され、昭和59年の新交通システムへの切り替えまで活躍した車両です。台車などは旧陸軍の鉄道連隊で使われていたものを転用改造した物です。廃車当時に西武所沢車輌工場でこの車両の設計製造に携わった長谷川武氏と親戚関係の方がこの地に保存しました。平成27年には鉄道愛好者有志により改修と塗装が行われています。
【2020/02/01追記】
リニューアル工事
西武園ゆうえんちが2021年にリニューアルオープンすることが発表されました。アトラクションの増設も実施し、ゆうえんち全体を「三丁目の夕日」などでも表現された昭和をテーマにして再生するそうです。今回指揮をするのはUSJの動員数アップなどにも成功した森岡毅氏が行います。総投資規模は100億円ということですので、ものすごい規模です。
昭和レトロな施設といえば、新横浜のラーメン博物館も昭和レトロを体現しています。あの雰囲気、館内に入ると何となく落ち着くので不思議です。西武園ゆうえんちがどんなふうに生まれ変わるのか非常に興味があります。
【2021/02/02追記】
オープン予定
リニューアル工事は着々と進んでいますが、今回のコロナ禍でオープン時期がどうなるのかが気になるところです。今日、菅さんからは緊急事態宣言を3月7日まで延長するという発表もありました。現時点、正確なオープン日は分かりませんが、西武園では2021年春以降に公式サイトを確認するように呼びかけているようです。
1960年代の街並みがどんな形で再現されているのか、とでも完成が楽しみです。
【2021/05/08追記】
2021年5月19日オープン予定!
2021年5月19日にオープン予定と発表されています。新型コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態宣言が5月末まで延長されたため、開園日が見直される可能性もありますので、もしも訪問するときは公式サイトで確認することをお勧めします。
詳細が明らかになってきました。西武園の園内で買い物をするときは当時の価格を再現した特別なお金、西武園通貨を利用します。
そして、まずは夕日の丘商店街へと繰り出します。ここでは昭和レトロな雰囲気を楽しみながらのショッピングができます。
街では昭和の住人たちによる予測不能なライブパフォーマンスが行われます。交番の駐在はん、魚屋の大将、自転車屋、次から次へと予想外の展開が待っているようです。
熱々のレトログルメや懐かしい昭和グッズの販売などもあるようです。
オープン直後の様子をよく聞いて、混雑が収まった頃に行ってみたいと思っています。
【2021/05/20追記】
予定通りにオープン
予定通りにリニューアルオープンしました。オープン時の様子がニュースなどで取り上げられています。一部は閉園した「としまえん」から運んできた遊具もあるようですね。
店先に並ぶLPレコード、喫茶店のクリームソーダにスパゲッティーナポリタンなど昭和レトロな雰囲気がよく再現されています。大分県の豊後高田の商店街も思い出させてくれる雰囲気でした。
ガイアの夜明け
テレビ東京のガイアの夜明けで特集されました。松下奈緒さんがオープン前の西武園ゆうえんちを一足先にレポートしています。入り口から入ってすぐの商店街がやっぱり大きな特徴になっていることがよく分かります。
松下さんが商店街に入るとすぐにお巡りさんが登場、そしてどおっから見ても泥棒のいでたちをした人が大きな風呂敷袋を担いで、捕物劇が始まります。
この入口にある商店街でどっぷりと昭和30年代を感じさせて、奥にある各種のアトラクションを懐かしいと感じさせるのが狙いだそうです。商店街で働くスタッフも昭和の温かい接客を学んでいました。
商店街の店の一つ一つには、そのお店のキャッチコピーやお店ができた経緯、家紋、店内の置物の意味、目玉商品などが設定されています。この前提があることによって接客にも深みが増すのだそうです。
今まではアトラクションが「古い」と感じていましたが、その感覚が変わってくることを狙っているそうです。
【2022年3月3日追記】
新アトラクション「銭天堂」がオープン
西武園ゆうえんちに「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の世界観を再現した体験型アトラクションを今春から開設されることが発表されました。オリジナルの銭天堂は、幸運な人だけがたどり着くことができる不思議な駄菓子屋で、人々を幸福へと導く魔法のアイテムを扱いますが、使い方を間違えると不幸を招いてしまうという設定になっています。西武園ゆうえんちでどんな味付けをしたアトラクションになるのか気になります。
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