足利学校を見た後、前々から行ってみたかった、渡良瀬橋まで行ってみました。足利学校については、こちらで紹介しています。
こちらの渡良瀬橋は、歌手の森高千里さんの歌で有名な場所です。太平記館駐車場にクルマを停めたまま、足利学校からそのまま歩いて渡良瀬橋まで行きました。
渡良瀬橋
結構離れていて、歩いて15分程度かかりました。渡良瀬橋北という交差点から歩いて渡良瀬橋を渡ってみました。
下路平行弦6連ワーレントラス橋という構造だそうです。ただ、渡良瀬橋そのものは、2車線の車専用の橋になっています。こちらには歩道はなく、渡良瀬橋のすぐ横に歩行者用の橋が平行にかかっています。
歩道側から車道側を見るとこんな感じです。
こちらの渡良瀬橋は1934年9月に竣工しました。11月に陸軍の大演習を足利で実施する際に老朽化したこの前代の橋では重量のある陸軍の車両が通行することが困難なために急遽架けられたのだそうだです。もう今から80年も前の話になります。渡良瀬川にかかる現存の永久橋としてはもっとも古いとWikipediaでは紹介されていました。確かに車道の幅はとても狭いです。トラス部分のメンテナンスのために車道が少し狭くなっている際には大型車の通行が禁止されることもあります。大型車は別の橋に回った方が良いでしょう。
歩道から皮を見るとこんな感じに見えます。
渡良瀬橋の歌碑
橋を渡りきったところでこの橋の近くに歌碑があることを思い出し、iPhoneで調べてみました。橋の東側、土手の上にあるようですが、なかなかどこにあるのかよく判りませんでした。歌碑のすぐそばに桜の木があるということがヒントになり、場所を特定することが出来ました。
そして、こちらが歌碑と遠方に見えるのが渡良瀬橋です。
こちらが歌碑のアップです。
こちらは歌碑だけではなく、森高千里さんの渡良瀬橋をフルコーラスで聴くことが出来る設備も完備されています。こちらの押しボタン信号機のようなボタンを押すと再生が始まります。
こちらがスピーカーになります。
最初は静かにスタートしますが、徐々に音が大きくなって、それなりの音量で聴くことができました。本物の渡良瀬橋をバックに歌碑で歌詞を確認しながら聴くのは、なかなか良かったです。
この歌碑のまわりにクルマを停められそうな場所は無さそうでしたので、電車で行くか、どこかにクルマを置いて歩いてこちらに来るような形になると思います。
【2016/04/30追記】
美術館通り駐車場
伊勢崎を通りかかりましたので少し足をのばして足利に寄ってみました。今回は美術館通り駐車場という市営駐車場にクルマを停めました。無料です。
ここから歩いて渡良瀬川に出ました。
遠くに渡良瀬橋が見えてきました。下路平行弦6連ワーレントラス橋です。
再び渡良瀬橋の歌碑
歌碑も昔のままありました。森高千里の「渡良瀬橋」をこちらで聞くこともできます。
この日はほかにも観光客がこちらを訪れていました。ここで歌碑を見て曲を聴いたあと、渡良瀬川の河原に下りていくというのが定番のコースになっているようです。午後5時頃でしたので、あと一時間少しで夕暮れです。そこまでゆっくりとする人も多かったのではないかと思います。
【2021/07/17追記】
FNS歌謡祭で渡良瀬橋から中継
先日放送されたFNS歌謡祭で森高千里さんが渡良瀬橋そばの河原から渡良瀬橋を披露してくれました。高校生のドローンカメラマンが撮影した映像とともに、すばらしい中継に仕上がっていました。この中継を行った日の朝は雨だったようなのですが雨が上がった中での中継となって本当に良かったです。
【2023/01/17追記】
森高千里さんの渡良瀬橋誕生秘話
2022年1月15日に放送されたBSフジ「霜降り明星のゴールデン☆80’S 2時間SP」では森高千里さんが出演されました。この中で、渡良瀬橋という歌がどのように生まれたのかという興味深い話しがありました。
森高千里さんは渡良瀬橋の歌を作った頃、全国ツアーをする機会も多く、地図帳を見るのが好きだったそうです。地図帳の索引から名前の響きがいい川を探した中で見つけたのが渡瀬川でした。
実際に行ってみると、夕日がめちゃくちゃに綺麗で、河原に降りてみるとちょっと寒かったりで、現地で見たり感じたりしたことを歌詞にしていったのだそうです。
本当に感じたことを歌詞にしたので、胸に沁みる歌に仕上がったのでしょう。素晴らしい歌だと思います。
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