赤城高原牧場「クローネンベルク ドイツ村」に行ったあと、足利に寄ってみました。足利市に行くのは今回初めてになります。足利に行ったら、まず最初に日本最古の学校として有名な国指定史跡の足利学校に行きました。大正10年には国の史跡に指定されたほか、平成27年4月には「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」として正式に日本遺産に認定されました。
足利学校の創建時期については諸説ありますか、奈良時代の国学の遣制説、平安時代、鎌倉時代の足利義兼説などがありますがどの説が正しいかは解明されていません。16世紀の初頭にはフランシスコ・ザビエルによって海外にも紹介されました。
カーナビで検索をしてみると、提携駐車場として太平記館駐車場というところが選択肢に現れましたので、こちらを目的地にしました。
こちらの太平記館駐車場に着いて入場してみると、すぐに係の人が来ました。駐車料金を徴収されるのかと思ったら、こちらは2時間程度まで無料で停めることが出来るそうです。駐車証という紙をくれました。なんだかとても良心的なところだなと思いつつ、そのまま誘導に従って空いているところにラフェスタを停めました。
こちらの駐車場から足利学校までは歩いて5分程度で、大通りを挟んで向こう側になります。矢印に従って行くと、歩道橋の上を通るように誘導されるのですが、歩道橋の下には横断歩道もありますので、階段の上り下りを避けることも出来ます。ただ、歩道橋の上にあがった方が、足利学校の全景を見ることが出来ますので、良いかもしれません。
こちらが歩道橋の上から見た、足利学校になります。
案内看板の通りに歩いていくと、入徳門に着きます。
その奥には受付があります。こちらで参観料を払います。一般が400円、高校生が210円になります。中学生以下は無料です。JAFの会員証を見せると、一般が330円、高校生が160円に割引されます。(2024/01/21現在、大人420円です)
入園すると入学証を戴くことができます。
そのまま歩いていくと学校門があります。
こちらが方丈、そして奥に見えるのが庫裡です。
庫裡の方から建物の中に入ることが出来るようになっています。そして、こちらが方丈の中です。
方丈は学生の講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使用されたところです。また、隣接する庫裡は学校の台所であり、食事など日常生活がいとなまれた場所です。
方丈の奥の方には学習で使ったであろう器具が展示されていました。「宥座の器」という器具のようです。
方丈から南庭園を見るとこんな感じに見えます。
方丈の裏側には北庭園があります。
こちらは旧遺蹟図書館です。足利学校が廃校になった以降、明治36年に遺蹟図書館が開設されて書物を継承し現在に至っています。現在の建物は大正4年に建てられたもので市の重要文化財に指定されています。建物の中に入ってみると、靴を脱ぐようになっていました。部屋の中は湿度を高めに設定しているようで、いくつもの加湿器が運転されていました。書棚は思ったよりも少なく、本の数はそんなに多くはありませんでした。
足利と言えば、歌手の森高千里さんが歌う「渡良瀬橋」があるところです。ゆかりの床屋の角にポツンとある公衆電話に行ってみました。こちらでレポートしています。
渡良瀬橋と歌碑のレポートはこちらです。
渡良瀬橋のたもとにあるホクシンケンという昭和レトロな定食屋さんもおすすめです。
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