茂木駅で真岡鉄道のC12型のSLを見学

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茂木駅で真岡鉄道のSL

真岡鉄道の茂木駅に行きました。真岡鐵道はもともとは国鉄の真岡線が第三セクター路線として現在でも運行している路線です。

真岡鉄道では週末にSL列車を運転していて、ちょうどお昼過ぎには、この茂木駅で蒸気機関車を見ることが出来ることを知ったためです。以前はNHKの朝の連続テレビ小説「すずらん」のロケにC12型蒸気機関車をロケで貸し出したことで注目されました。

茂木駅の駅前まで行ってみました。駅前の広場にクルマを停めることも出来そうですが、あまり長時間停めると迷惑になってしまいそうです。ほかにクルマを停める場所も無さそうなので、1Kmほど離れた道の駅もてぎにクルマを停めて、茂木駅まで戻って来ました。


あとから気がついたのですが、駅舎へ向かって左側、線路際のスペースが駐車場になっています。こちらは茂木駅を利用する人のための駐車場だそうです。

真岡線利用者専用駐車場

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茂木駅

茂木駅の外観は下の写真のような感じです。

茂木駅の駅舎

こちらが茂木駅の入口です。

茂木駅の入口

茂木駅の時刻表もありました。

茂木駅の時刻表

駅舎の中に入ってみると、SL列車のご案内という看板がありました。SL整理券は大人500円、小人250円です。真岡鉄道の久下田、真岡、益子、茂木の各駅およびJR東日本管内のみどりの窓口、びゅうプラザでSL整理券を購入することができます。

SL列車のご案内
茂木駅の駐車場

改札の向こうにはターンテーブル(転車台)がありました。ここで蒸気機関車が方向転換を行います。

茂木駅の転車台

C12 66号機

線路の方を見てみると、蒸気機関車が止まっていました。C12の66号機です。黒光りしていて、とても綺麗に整備されています。

C12 66号機

このC12型蒸気機関車66号機は1933年に山口県で誕生(日立製作所製)しました。その後、鹿児島、釜石、弘前、上諏訪などで活躍して1972年に廃車となっています。この廃車になるまでの40年の期間で172万Kmも走りました。廃車になったあとは川俣線岩代飯野駅跡地、その後は福島県川俣町にある「ふもとがわ団地」の片隅で展示されていました。

その後、1991年に芳賀地区広域行政事務組合へ譲渡、1993年に走行できるように修復されて、1994年から真岡鐵道真岡線でSLもおかを牽引しています。

やがて、蒸気機関車が回送されて、客車の一番前に連結されました。

連結をする前

連結をしたところ

準備万端になりました。

準備万端のSL列車

C12はそんなに大きな蒸気機関車ではないのですが、それでも走っている姿は堂々としていました。

秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」に関しては、こちらでレポートをしています。

 

【2019/08/12追記】

SL一両を譲渡へ

真岡鐵道がSL一台を手放すことが報道されていました。C11型の運行の取りやめを決めたそうです。これからはC12型の一台体制になります。

手放すことを決定した最大の理由は維持にかかる経費の問題です。6年に一度実施しなければいけない全般検査(自動車でいえば車検)には約1億5千万円が必要になるそうです。

また、SLもおかの運行には一回あたり少なくとも9万円もの経費がかかるそうです。

【2020/07/19追記】

営業運転再開

真岡鉄道真岡線でSLもおかの営業運転が7月18日から再開されたことが報道されていました。新型コロナウイルス感染拡大防止のために3月から運転が休止されていました。通常の運転では定員は230名ですが、三密防止のために半分の115人に絞って運転されています。

【2020/08/22追記】

C11は東武鉄道へ譲渡

真岡鉄道は東武鉄道へ「C11 325」を1億2000万円で譲渡しました。東武鉄道では久喜市の南栗橋車両管区にSLを移しました。今後、東武鬼怒川線の下今市と鬼怒川温泉駅間を走る予定です。

東武鉄道としてはすでに運行しているSL大樹に続く2両目のSLになります。片方のSLが定期検査に入っても、SL運転が継続できるようになりました。この12月から実際の運転で利用する予定です。

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