喜多方駅でSLばんえつ物語号を見た後に、日中線記念館というところへ行ってきました。喜多方駅からは10Kmほどの距離のところにあります。
以前、喜多方駅から熱塩駅までの区間には日中線というローカル線がありました。この日中線という路線名は近くにある日中温泉に由来しているそうです。この日中線は、国鉄の合理化の中で1984年に廃止されました。
本当はこの路線は喜多方から山形県の米沢までをつなぐ路線として計画されていました。しかし、その全線開通は実現せずに熱塩どまりの路線となっており、少し利用しにくい路線でした。そんなこともあり、ここの日中線は晩年には朝と夕方一日3往復の列車しか運転されていませんでした。
この日中線は本州で最後までSLが定期旅客列車の運転をしていたことで有名であり、私も子どものころに、この日中線の蒸気機関車がひく旅客列車に乗ったことがあります。
日中線記念館はこの日中線の熱塩駅の駅舎をそのまま使っています。県道333号線を走っていくと、「日中線記念館」があることを示す看板が立っていましたので、その看板に従って道を曲がるとすぐに熱塩駅の駅舎が見えてきました。
記念館の前には数台のクルマを停めるスペースがあります。すでに2台のクルマが停まっていました。
こちらは熱塩駅だったころにも、駅前には特に商店などは無かったと思いますが、今も特にお店はありません。
会津と米沢を結ぶマスコットくんというバスが走っているようです。
記念館の中に入ると、昔、駅だったときの雰囲気がそのまま残っていました。
駅の職員さんがいた事務室の中に色々な展示がありました。
熱塩駅にまだ線路があったときの鉄道模型がありました。
SLが運転されているときには、ホームに列車が入ったあとに、先頭の機関車が側線を通って喜多方寄りへ向かい、そしてバックの方向のままで連結するという運転形態が取られていました。
昔の写真も色々展示されていました。
日中線が廃止されたときの「さよなら列車」に関する新聞記事です。
こちらは切符(硬券)を手売りしていたときに使っていたものです。
この機械の下段には来場記念の記念切符がありました。自分で100円を払って受け取る方式になっていました。
こちらは、さよなら列車のヘッドマークです。
こちらは旧熱塩駅の改札口です。
これは何でしょう?
喜多方駅の方向を見ています。
逆方向を見るとこんな感じです。
熱塩の駅名標です。
駅のまわりはまるでピクニックが出来そうな雰囲気です。
私が行ったときには、ほかに3組のお客さんが来ていました。駅舎の中には管理人のような方もいらっしゃいました。
雪かき車の展示もあります。
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