八幡平から東京まで帰る中間地点の福島県で休憩がてら温泉に寄ってみることにしました。あまり大きな時間のロスは厳しいので、出来るだけインターチェンジから近い温泉を選んで見ました。二本松インターから行くことが出来る岳温泉と福島飯坂インターチェンジから行くことが出来る高湯温泉をピックアップしました。
そしてそれぞれの温泉を調べたところ、高湯温泉には「あったか湯」という共同浴場があることがわかりました。こちらは源泉から60mから離れていないので、新鮮な硫黄泉を楽しむことができるようです。
福島飯坂インターチェンジから高湯温泉まではクルマで30分ほどでした。途中からは坂道になります。1月に行ったので、上に行くのに従って、まだたくさんの雪が残っていました。冬用のタイヤでなければ厳しいと思います。
ただ、途中何カ所かでは道路上の雪が全く無いだけではなく、舗装が乾いている部分がありました。こちらは無散水消雪施設というものがあるようです。これは暖かい温泉のお湯を活用して道路の下から温めているようです。
あったか湯の駐車場はさほど広くありません。数台分のスペースしかありませんでした。
幸いなことに空いているスペースがありましたので、こちらにクルマを停めました。もしもここの駐車場がいっぱいのときには、もう少し坂道を上がっていったところにも駐車場があるようです。
建物の中に入ってみると、そこには付近の色々な施設の案内パンフレットが置いてありました。観光案内所を兼ねているようです。
そして受付で大人250円の料金を支払い入館しました。こちらには広い畳のスペースがあります。
とても人気があって混み合う場合があるので、一日の施設の利用時間は1時間までという制限があります。
お風呂はこのロビーフロアーから階段を下りていったところにあります。ロッカーはこの階段を下る前にありますので、貴重品はこちらに入れます。
泉質分析表が掲げられていました。
脱衣所はそんなに広くありません。
お風呂の方は屋根の下に浴槽があるものの、全面開放型になっていて、ほとんど露天風呂に近いものでした。塩化水素が充満すると危険なので、このような構造にしているそうです。
泉質は「酸性・含硫黄(硫化水素型)-アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉」という長い名前でした。浴槽はそれほど広くありませんが、豊富に源泉がかけ流されています。お湯は乳白色で硫黄のにおいがします。本当に温泉に来たんだということを実感できるようなお風呂です。
お湯の温度は熱めです。まわりはとても寒いので、これくらいの温度の方が良いのでしょう。ときどき、あがって身体を冷ましつつ、お風呂に何回か入りました。
カランは2箇所に設置されていますが、シャンプーなどは設置されていません。
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