旧軽井沢の混雑した道を歩いていくと、やがてお店がなくなり、人もほとんどいなくなりました。その先にはショー記念礼拝堂があります。
こちらは、軽井沢が別荘地として栄えた発祥の地でもあるようです。
アレキサンダー・クロフト・ショー師は明治18年に軽井沢町を初めて訪れました。翌年の明治19年に家族と一緒に軽井沢町の家を借りて夏を過ごしました。この軽井沢の地を「屋根のない病院」と呼んで、とても気に入ったそうです。さらに、明治21年には自ら軽井沢で最初の別荘を建てました。今でこそ、軽井沢にはたくさんの別荘がありますが、このショー師の別荘がその始まりともいえる建物です。この別荘をきっかけに、数多くの外国人や、著名人たちが訪れ、別荘が建てられるようになって、軽井沢は避暑地として発展しました。
この建物は、昭和のはじめに軽井沢教会敷地内に移築され、昭和61年に軽井沢ショー記念礼拝堂横にショーハウス復元委員会によって復元され、ショーハウス記念館として公開されています。
こちらはショーハウス記念館です。(北佐久郡軽井沢町大字軽井沢57-1)
こちらが入口です。ぱっと見は「シーハウス」ですが、実はシの次に小さなヨが書かれていますので、ショーハウスです。
古い建物とは思えないほど、整備されています。やはり板の間になっていますが、日本人だと畳の間も欲しくなってしまいます。
昔の冷蔵庫も置いてありました。触ることができなかったのですが、氷を入れて使うタイプのものでしょうか。
こちらはお風呂場です。特徴的な浴槽でした。大きめのタライのようですが風呂桶としては小さいです。ここにどのようにしてお湯を貯めたのか、またはシャワーを浴びたのか、当時の使い方があまり判りませんでした。更に調べてみると、これはウォッシュタブ(洗濯桶)ではないかと考察しているブログもありました。確かにそうかもしれません。
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