1月2日に長野県の野沢温泉に行ってきました。この日は夜に長野インターチェンジ近くの信州松代ロイヤルホテルに宿泊する予定ですが、それまでは長野周辺の観光に時間を充てていました。東京から日帰りではなかなか足をのばすことができない野沢温泉まで行ってみることにしました。事前に駐車場の場所も調べておき、新田立体駐車場(〒389-2502長野県野沢温泉村大字豊郷9750ー1番地)にクルマを停めました。1時間100円です。
外湯巡りへ
温泉街には13の外湯が点在しています。これらは村の人たちの共有財産です。江戸時代から湯仲間という制度で守られてきました。13の外湯をあげると下記の通りとなります。
- 大湯
- 松葉の湯
- 秋葉の湯
- 中尾の湯
- 新田の湯
- 十王堂の湯
- 横落の湯
- 熊の手洗湯
- 上寺湯
- 麻釜の湯
- 河原湯
- 真湯
- 滝の湯
新田の湯
最初に駐車場からも近い、新田の湯に行きました。幕末に開拓されたところで西ノ宮神社の裏手にあります。泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸温泉です。
入口の横には源泉掛け流しの看板がかかっていました。
新田の湯の看板です。
こちらが入口になります。
野沢温泉の外湯に共通しているのてすが、値段は無料となっています。ただ、募金箱が有りますので、そちらに使わせてもらったお礼にお金を入れるようになっています。
また、脱衣所には100円玉返却式の貴重品ロッカーか9つあります。
新田の湯は脱衣所はそんなに広くありません。四人ほどが立つといっぱいになります。お風呂の方も5人ほどでいっぱいになりそうな湯船が一つです。こちらは幕末に開拓されたお湯だそうです。お湯は少し白濁していて、湯の花もたくさんまっていました。
野沢温泉は源泉の温度が高いので、先客がいない状態でお風呂に入ろうとすると、熱くてとても入ることができないという話しを聞いていました。
しかし、この日は先客があって、お湯の温度はちょうど良い温度に調整されていました。
新田の湯の後は、大湯に向かう途中、道の左側にあった十王堂の湯に入りました。
十王堂の湯
こちらは二階建てになっていて、比較的大きな建物です。泉質は単純硫黄泉となります。
一階は女湯、二階が男湯でした。こちらは脱衣所とお風呂が同じ部屋になっています。大きな温泉浴槽の周りにL字型の脱衣スペースがありました。
こちらにも貴重品ロッカーがありますが、お風呂に入りながら自分の荷物は見ていることができるので、今回はロッカーを使いませんでした。人が多い時には貴重品ロッカーを使った方が良いでしょう。
お風呂のお湯はやはり少し白濁していて、硫黄の香りがします。こちらの温泉も熱すぎることはなく、ちょうど良い温度になっていました。身体の芯まで温まります。
野沢温泉の外湯は全部で13湯あります。
今回は、新田の湯と十王堂の湯だけで、かなり満足しました。これ以上入るとのぼせてしまいそうなので、すぐ近くにある「おぼろ月夜の館」というところへ行って休憩しました。
こちらは入館料が大人300円です。こちらは、国語、国文学者であり、文部省唱歌「朧月夜」、「故郷」など数多い名曲の作詞者であった高野辰之博士の記念館となっています。別のエントリーでこちらの施設を紹介します。
そのあとは野沢温泉をぐるっと一周してみました。まずはお土産屋が並ぶ大湯通りに行きました。
大湯通りは狭いのですが地元のクルマと観光客の車が行き交うので非常に混雑しています。
野沢菜漬けがどのお店でも売られていました。試食もできます。
いかにも滑りそうな坂道が方々にあります。
大湯
こちらが野沢温泉の中でも代表的な大湯です。泉質は単純硫黄泉です。
そのまま歩くと健命寺がありました。
その横の坂道をスキー客が上っていきます。この先がスキー場になっています。
湯ロードという動く歩道も整備されています。
この通り、雪で覆われています。
大湯通りの角には小さな足湯がありました。こちらは誰でも温まることができます。
少し離れたところには大きい「ゆらり」という足湯があります。こちらは冬季期間中は閉鎖されていました。
その先を進むと土産物店の店頭で温泉玉子が売られていました。
その土産屋の少し先には天然記念物の麻釜があります。
麻釜は熱湯が噴出しており非常に危険です。
村民しか敷地内に入ることはできません。観光客は立ち入り禁止です。
その先には有料の日帰り温泉施設「ふるさとの湯」があります。
麻釜の湯
その近くには「麻釜の湯」という外湯もありました。泉質は含硫黄ーナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉です。
こちらは熊の手洗場の入り口になります。
今回は熊の手洗場のほうには行かずに野沢温泉ビジターセンターの方角へ歩きました。中央ターミナルの向かい側に横落の湯があります。
どこを歩いていても外湯にめぐりあえるという素晴らしい環境でした。
コメント