わさび田湧水群を見学したあと、安曇野ちひろ美術館まで行ってみました。クルマで30分弱の移動時間でした。館内には5つの展示室やミュージアムショップ、絵本cafeが併設されています。また、美術館の周囲には53,500平方メートルの安曇野ちひろ公園が広がっていて、おおよそ1時間から1時間半、トットちゃん広場を含めると1時間半から2時間が見学目安になっています。
こちらの美術館は1997年に東京都練馬区下石神井の「ちひろ美術館」開館20周年を記念して建てられました。東京のちひろ美術館には、以前行ったことがあります。こちらが訪問したときのレポートです。
いわさきちひろの両親の出身地である信州は、ちひろも幼い頃から親しんだ場所です。また、美術館がある松川村は戦後に両親が開拓農民として暮らした場所になります。
かなり大きな施設で案内もしっかりとしていますので、駐車場への入り口もすぐに分かりました。やはり、お盆のシーズンということもあり、駐車場はかなり混雑していました。ただ、誘導係の人がうまく誘導してくれて、すぐに空いているスペースにたどり着くことができました。いつもであればクルマを停めてはいけないような場所ではありましたが、誘導して貰った場所なので遠慮しないで停めさせてもらいました。
美術館のまわりは、安曇野ちひろ公園として整備されています。池や水の流れ、芝生の広場などがあります。
ちひろ公園から見ても駐車スペースにはたくさんのクルマが停まっていることが分かります。
遊歩道を美術館に向かって歩きました。
こちらが安曇野ちひろ美術館の建物になります。
入り口で大人1人800円を支払って入館します。入場券は見えやすいところに掲示しておきます。施設の構造上、裏側からも入館できてしまうので、きちんと入館料を払った人かどうかを識別できるようにする必要があるようです。また、施設外に出ても再入館ができますので、入場券はなくさないようにします。
ちひろ美術館へ入館
館内は5つの展示室があり、いわさきちひろの作品の展示、いわさきちひろの生涯、いわさきちひろが影響を受けた画家の作品の展示などがあります。各コーナーには丁寧な解説がありますので、ゆっくりと読んでいくと、かなりの時間がかかります。
いわさきちひろは子どもを生涯のテーマとして描き続けました。
本当に優しいタッチの作風でとても印象的な絵ばかりです。現存する作品だけでも9400点を超えるのだそうです。
館内のロビーには中庭に面して休憩できるスペースもありました。
ほかに、絵本カフェという施設もあり、お茶や軽食を食べながら休むこともできます。
また、北側には出口があり、そこから出るとラベンダー畑がありました。
こちらがラベンダー畑側から見た、ちひろ美術館です。
こちらは、1966年に、いわさきちひろが黒姫高原に建てた黒姫山荘です。こちらに移築、復元されました。
建物の中もきれいに整えられていました。
東京のちひろ美術館は展示できるスペースが限られていましたが、こちらは広大なスペースが確保されていて、ゆっくりと鑑賞できる点はとても良いと思いました。
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