天下茶屋併設の太宰治文学記念室を見学

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御坂峠の天下茶屋で「ほうとう鍋」を食べた後、二階にある太宰治文学記念室も見学させてもらいました。天下茶屋がこちらにできたのは昭和9年です。当時は木造二階建てで八畳の部屋が3部屋しかない小さな茶屋で、峠を行き交う旅人に食事などをふるまっていました。

この天下茶屋には多くの文人が立ち寄りましたが、その中でも井伏鱒二、太宰治の滞在が有名です太宰治は昭和13年9月にこちらにやってきて、3ヶ月の間、こちらに滞在したそうです。その滞在の模様を小説「富獄百景」に残しています。その後、昭和23年に太宰治が東京都三鷹市の玉川上水に入水自殺したことを受けて、昭和28年に太宰治文学碑を建立しました。

そんな太宰治の滞在を記念して作られたのがこの太宰治文学記念室です。天下茶屋を食事で利用した人であれば見学することが可能です。

お店の奥、レジの前あたりに二階に上がる階段がありますので、そちらから上がります。かなり、急な階段ですので注意が必要です。

こちらでは太宰治が三ヶ月間滞在して、富嶽百景を執筆しました。

二階に上がると薄暗い廊下がありました。中に入ることができない部屋もあります。奥の左側と右側の部屋に入ることができました。

天皇陛下が天下茶屋を訪問されたときの写真が展示されていました。

二階の部屋からの富士山の眺めはこのようになります。

昔はボンネットバスがこちらの峠を越えていたようです。

こちらが太宰治が使用した机や火鉢です。

天下茶屋


楽天ブックスで「富嶽百景」を探してみると、走れメロスと一緒に収録されている文庫本がありました。

太宰治に関しては長く暮らしていた三鷹市にいろいろな施設があります。

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