富士吉田市や河口湖、山中湖などを観光した後、道志みちを通って東京へ帰りました。ナビに従っていたのですが、途中で道志みちを離れて、藤野の方へ抜ける道を指定されました。(山北藤野線)
この道を車で走っているときに気がついたのですが、この周辺にTBS日曜劇場のドラマ「JIN(仁)」のロケ地となった場所があったはずです。調べてみると、神奈川県相模原市緑区牧野(旧藤野町)にある仁の丘農園(2011年9月開園)というところに隣接している仁の丘に行けば良いことが分かりました。
公式サイトで確認すると、下記のように紹介されています。どんなところなのか、とても気になります。
仁の丘農園がある場所では、「菅井農業小学校」という活動が行われていました。「菅井農業小学校」は、児童文学作家の今西祐行氏(故人、1923~2004年)が、「土を耕すことで人を耕し、命も育まれる」という理念のもと、都市部と農村部の子供の交流を深める場として活用されていました。
仁の丘農園 公式サイト
さらに調べてみると、菅井農業小学校というのは児童文学作家の今西祐行さんが畑を借りて、1987年に開設した施設の青空小学校だったということです。1999年12月にはテレビ東京の人間劇場「夢よ育て!農業小学校の詩」として特集されていることも判りました。
仁の丘はこちらの場所です。
35°33’43.8″N 139°09’14.4″E
南方仁が江戸の町を見下ろす丘として使われた場所です。もちろん、ここから江戸の町は見えませんので、町並みの景色は合成したものです。
この案内板があるところが広くなっていたので、ここに車を停めました。
このスペース、奥に石などが積まれていたので、もしかすると平日は作業で利用する場所かもしれません。
案内板を見たり地図で再度確かめてみると、尾崎城(伏馬田城)の遺構が仁の丘の比較的近くにあるようです。
車を停めた場所のすぐ先で道が二手に分かれます。この左側の狭い道を登っていきます。
さらに進むと東海自然歩道が分岐しますが、車道の方を歩いて行きます。
舗装された道を歩いて行くと、山並みがきれいに見えてきました。
さらに進むと、仁の丘農園の看板がありました。仁の丘農園は2011年12月に開設された体験型市民農園です。
尾崎城を示す看板もあります。
農園の横が通れるようになっいたので、そちらを歩いて丘の方へ行きます。すると、仁の丘を示す看板がありました。
丘からの眺めはこんな感じです。
なぜ、この地がドラマ仁の重要な場面の撮影地として選定されたのか、その経緯は定かではありませんが、スタッフのどなたかが、菅井農業小学校に参加されていたのでしょうか、それともフィルムコミッションの紹介だったのでしょうか。さがみはらフィルムコミッションの公式サイトを確認すると、「仁」のロケ地「菅井地区の丘」としてこちらが紹介されていました。
この日は天気が良くて遠くの山までクッキリと見ることができました。
上の写真には「尾崎城址」という案内看板が映っています。尾崎城は伏馬田城とも呼ばれています。この藤野地区は、戦国時代に甲斐(山梨県)の武田氏と相模(神奈川県)の北条氏の国境地帯にあたり、戦も行われていました。北条氏は当時の牧野村を支配し、のろし台をもつ伏馬田城を作り、守りを固めていたのだそうです。また、尾崎掃部助が守っていたことから尾崎城と呼ばれています。
丘の上はちょっと休むことかできるようにベンチやテーブル、東屋などがありました。
そんなに急峻な崖ではありません。
周辺はきれいに草が刈られています。
農園で農作業をしたときにちょっと疲れた際、ここで少し休むと気持ちが良さそうです。
農園の周りは動物が近づかないように電気柵が張り巡らされています。お子さんなどが柵を触らないように充分に注意が必要です。
中央道方面に向かって道を下りていくと、「藤野やまなみ温泉」があります。こちらは地元の方が多く利用される静かな温泉なので、寄ってみてもよいかもしれません。こちらで紹介しています。
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