日本のトラックとバスの歴史が判る日野オートプラザというところに行ってきました。八王子市みなみ野にあります。開館日は週末や休日はほとんどが休みで、土曜日はときどき(第二土曜日と第四土曜日)は開いている日があります。
こちら(日野自動車 -日野オートプラザ-)のカレンダーで確認してから行くことをお勧めします。開館時間は午前10時から午後4時まで、入館は午後3時までです。そして、入場料は無料です。
日野自動車の21世紀センターというところに併設されています。ナビで住所(東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号)を指定して現地を目指しました。駐車場の入り口もすぐに判ります。そして、日野オートプラザに来た人の駐車場は道路側から見て左側に準備されていました。
指定場所にラフェスタを停めてオートプラザを目指します。建物の中に入って最初に正面玄関で目に入ってきたのがTGE-A形トラックです。
このTGE-A型トラックは日野自動車の前身である東京瓦斯電工業(株)が大正6年(1917)に日本で始めて開発し量産したトラックです。
* コンテッサ900
日野自動車でも乗用車を生産していました。それがこちらのコンテッサという自動車です。
1961年に登場した自動車で、総排気量は893ccのエンジンを搭載しています。いかにもクラシックなスタイルではありますが、今もしも街を走っていたら、かなりお洒落な感じがします。
* コンテッサ900スプリント
1963年にコンテッサ900をもとにしてジョバンニ・ミケロッティのデザインで2ドアクーペのコンテッサ900スプリントが発表されました。しかし、このクルマは量産化されることはなかったそうです。
* コンテッサ1300
1964年、オリンピックが開かれた年に発売された総排気量1251ccの乗用車として発売されました。コンテッサ900スプリントと同じようにジョバンニ・ミケロッティがデザインをしています。
* コンテッサ1300クーペ
1965年に発売されました。このモデルが発売された頃にはフロントエンジンのクルマが主流になっていたこともあり、あまり販売がふるわずに1967年には生産を終了してしまいました。
* コンマース
ワンボックスカーの走りと言っても過言ではないクルマです。昭和35年に発売されました。FF機構が採用されているほか4軸独立懸架になっています。こちらもあまり販売がふるわず、約2350台を生産し昭和37年には生産終了になってしまいました。
* 日野ルノー
昭和28年にフランスのルノー公社と提携し同年にノックダウン組み立て車を発売しました。そして昭和33年には完全に国産化して販売を開始しました。小型で小回りがよくきいたのでタクシーとしてよく使われたそうです。昭和38年に生産が終了しました。
* TE11
昭和25年に発売を開始したTHトラックの兄弟として昭和34年に発売された6トン車がTE型トラックです。
* TE120型消防車
このTE120型消防車は1974年から1997年まで沖縄市で使用されていました。
* BH15型ボンネットバス
戦後はしばらくは大型のトレーラーバスが主流だったようですが、その後、1950年になってからボンネットバスが登場しました。このBH15についてはボンネットバスシリーズの最終版になる車両になるそうです。昭和39年まで製造されていました。
このバスは中に入ることも出来ます。こちらが運転席です。
そして、こちらが車内になります。結構、今のバス並みに広い感じがします。
・三輪トラック ハスラー
第二次大戦後に全国の町中に数多くの三輪自動車が走っていましたが最近では走っているところを全く見なくなってしまいました。2人乗りの小さなサイズから中大型のトラックまで様々な種類が各メーカーから発売されていたそうです。
ほかにもエンジンをはじめとして、いろいろな展示があります。じっくりと展示の説明を読みながら回れば2時間以上は必要だと思います。
こちらの2階にある軽食コーナーもなかなか良かったです。軽食コーナーについては次のエントリーで紹介します。
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