那須の「りんどう湖ロイヤルホテル」に行く前に那須湯本の鹿の湯に寄ってみました。湯治場の雰囲気を残す、とても情緒がある温泉です。昨年にも来ましたが、それからちょうど1年あまりが経ちました。
前回は那須湯本の温泉街にある駐車場にクルマを停めたのですが、そこからは鹿の湯までが遠かったので、今回は鹿の湯の専用駐車場にクルマを停めました。鹿の湯の駐車場に行くためには、温泉街を通り過ぎて、殺生石の駐車場、そして橋を渡ったすぐ先にある小道に曲がります。
鹿の湯という名前は遠い昔、7世紀の前半に鹿を追って狩人が山奥に入っていったところ、鹿がこちらの温泉で傷ついた体を癒していたそうです。鹿によって発見されたことで鹿の湯と名前が付けられました。
ここで小道に曲がっていくとすぐに駐車スペースが現れます。
車上荒らしが発生しているので貴重品はクルマの中に残しておかない方が良さそうです。
こちらが鹿の湯を裏手から見たところです。
鹿の湯の建物の前にも駐車場があります。
こちらが源泉のようです。
そして、こちらが鹿の湯の入口です。
こちらの建物は明治時代、玄関の部分は大正時代に造られて、そのままの姿を今でも受け継いでいるのだそうです。
入口から建物の中に入ると、すぐに下駄箱があり、そのあと受付でお金を払います。大人400円となっていて、とてもリーズナブルな料金です。
受付の横にコインロッカーがあります。こちらは100円有料で、返却式ではありません。こちらに貴重品を預けて脱衣所へ行くかたちになります。
お風呂の方は、正方形の浴槽が全部で6種類あります。それぞれ温度が違っていて、41度、42度、43度、44度、46度、48度となっていました。私は41度の浴槽から順に入っていって、44度が限界でした。ちなみにこちらの温泉では倒れてしまう可能性があるため、半身浴はしてはいけないそうです。
お湯の温度は係の人がときどき来て調整しています。温泉のお湯を注ぐ量を微妙に調整しているようでした。本当に微妙な調整に見えたので素人にはまねできないように思います。
温泉に入るか温泉から完全にあがって休むかのどちらかです。お湯は白濁していて硫黄臭がします。泉質は「酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)」となっています。浴槽によって少し色が違うように見えましたが気のせいかもしれません。傷口は少しヒリヒリと痛みますので、かなり成分が濃そうです。
お風呂は本当にたくさんの人で賑わっていました。やはり人気があるようです。46度と48度の浴槽のまわりは、どちらかというと常連客が多いようでした。何となく観光客は近づきにくい雰囲気があります。
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