じゃらんのポイントが1000ポイントほど余っていて、今月末に失効してしまうため、どこかのデイユースで使ってしまおうと思い施設を探しました。
群馬県の四万温泉周辺を探してみると、積善館で大人一人1000円の日帰りコースがあったので、こちらを利用することにしました。
東京を午前7時過ぎに出たのですが、関越道の練馬インターが近づいたところでいきなり事故渋滞の表示があり、川越までが大変なことになっている様子です。そのまま国道17号線の新大宮バイパスなどを使って北上しました。
そして、上武道路を使って高崎などもバイパスして、渋川まで着いてしまいました。ここまで練馬インターの付近から2時間強で着いたので、高速道路を使わなくても随分早かったと思います。まだ、朝が早くて道が一般道が渋滞していなかったのが幸いでした。
中之条などを通り、四万温泉には午前11時前に着きました。一旦、積善館山荘の前の駐車場まで行って見たのですが、係りの人から河川敷の町営無料駐車場を使うように言われ、そちらまでクルマを回します。四万温泉の周辺は四万街道の新しい道以外は細い道ばかりでとてもわかりにくいです。
河川敷駐車場
こちらが河川敷駐車場になります。
この駐車場から川沿いに徒歩5分ほどで積善館本館に着きます。
積善館
積善館は1691年(元禄4年)に現在の本館と湯屋を建てたのが始まりで3年後には旅籠として開業しました。元禄の頃は二階建てで2階の客室は屋外の階段で上り下りしていたそうです。
こちらが積善館の本館になります。確かに千と千尋の神隠しのモデルになったといわれている建物です。
赤い橋は「慶雲橋」です。
とても風格がありました。
こちらの建物の1階がお風呂になっています。
こちらの建物は大正ロマネスクの様式で昭和5年に建てられました。こちらの建物は有形文化財に指定されています。
橋の上から川の方を見てみると、川をまたがる渡り廊下がありました。
本館の1階に入ってみました。こちらには受付があります。明らかに土足を脱がなければいけない雰囲気なのですが、靴のままであがって大丈夫です。
お風呂
まずはお風呂へと向かいました。日帰り利用では、お風呂は1階の別棟にあるお風呂と、本館の2階にある岩風呂の二箇所に入ることができます。貴重品は休憩所がある建物の1階にあるコインロッカーにしまいます。100円玉が必要な有料ロッカーです。
こちらが別棟にあるお風呂の入り口です。元禄の湯という名前がついています。
1930年建造の国の登録有形文化財、元禄の湯へと足を踏み入れます。
入口の下駄箱に靴を入れてドアを開けると、そのまま複数の湯船が目に飛び込んできました。
普通であれば脱衣所があるべき場所ですが、この頃の建物には脱衣所を作るようなことが無かったのでしょうか。そういえば、那須湯本の鹿の湯も古い建物ですが、お風呂のスペースと脱衣のスペースの閒に壁はありませんでした。
どこに脱衣スペースがあるのかと入って直ぐのところの横を見てみると、脱衣籠がおいてありました。
浴槽は全部で7種類あります。奥の4つはほぼ正方形の浴槽、そして手前の1つは長方形の大きめの浴槽になっています。
そのほかに、温泉の熱を利用した蒸し風呂が2つあります。蒸し風呂(蒸し湯)の入口には、「使用中」か空いているかを表示するための札がありますので、これを使用中にして蒸し風呂の中に入ります。よくスーパー銭湯にあるような蒸し風呂を想像していましたが、そこまでの蒸気は充満していなくて、ほんのり暖かい感じになっていました。とても狭いのですが、タイル張りの椅子に座ると、なぜかとても落ち着きます。
洗い場はいちばん奥に一つだけあります。シャンプーなどもきちんと置かれていました。こちらのお風呂に入ったあとは、混浴の岩風呂へと向かいました。少し長くなってきたので次のエントリーに続きます。
【2021/02/20追記】
映画「まく子」
Amazonプライムビデオで映画「まく子」。みていると、ロケしている場所が見覚えがありました。これは四万温泉の温泉街です。
他に中之条町にあった旧中之条名久田小学校という廃校もロケに使われました。
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