小川町の埼玉伝統工芸会館で「手漉き和紙」を見学

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小川町の道の駅に行きました。こちらには埼玉伝統工芸会館が併設されています。

埼玉県の中でも特に小川町は和紙で有名なところです。特に細川紙という和紙がこの地域では有名なのだそうです。もちもとは江戸時代に紀州高野山のふもとにある細川村で漉かれていた細川奉書の技術を武州小川に移したものだとされています。昭和53年に細川紙技術者協会が国の重要無形文化財として指定されました。また平成25年には日本の手漉き和紙技術がユネスコ無形文化遺産の登録に向けて申請されています。

平成26年にはユネスコの無形文化遺産代表一覧表に記載されました。

指定要件は次のとおりになっているそうです。

1 原料は、こうぞのみであること。

2 伝統的な製法と製作用具によること。

(1)白皮作業を行い煮熟には草木灰またはソーダ灰を使用すること。

(2)薬品漂白は行わず、填料を紙料に添加しないこと。

(3)叩解は、手打ちまたはこれに準じた方法で行うこと。

(4)抄造は、「ねり」にとろろあおいを用い、竹簀による流漉きであること。

(5)板干しまたは鉄板による乾燥であること。

3 伝統的な細川紙の色沢、地合等の特質を保持すること。

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細川紙 | 和紙のふるさと 小川町

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ますば道の駅おがわまちに寄ってみました。

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道の駅おがわまちでは農産物直売所や特産品の販売が行われています。地元の朝採れ野菜、各種総菜、豆腐、お菓子などが販売されています。営業時間は午前9時半から午後5時までです。

カンブリア宮殿で紹介された、おからドーナツです。他にも農産物などが販売されています。
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続いて、埼玉伝統工芸会館です。入館料は大人300円です。JAFの会員証があると大人200円になります。

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定休日は月曜日ですが、この日が祝祭日の場合には開館します。また、祝祭日の翌日はお休みですが、この日が土日、祝祭日の場合は開館します。年末年始はお休みです。

こちらでは、実演と体験ができる機会もあります。1月から3月については、時期によって、小川和紙を使った和凧づくり、つるしかざり、本庄餅、ゆーかり染、ぶらし工芸、襖、ソープカービングアレンジなどが予定されています。
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こちらが和紙の原料になる楮(こうぞ)になります。クワ科の植物です。

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Wikipediaで調べてみると、楮紙は麻紙などに比べて美しさに劣るとされているようですが、丈夫であるために重要な公文書や経典・書籍などの長期にわたって保存する文書の用紙として用いられていました。ただ、こちらに展示されていた和紙を見る限り、楮紙もとても美しいと思います。
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館内には和紙工房もあり、実際に紙すきをしているところを見ることもできます。和紙を解説するDVDを見ていると、1枚作るのに大変な手間暇がかかっていることが判ります。

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【2020/02/24追記】

小川町の近くには関東屈指の土の城、杉山城があるそうです。武蔵国北部は北条氏と上杉氏が雌雄を決した関東戦国史のメイン舞台であり、杉山城がある場所はその真っ只中という立地です。小川町駅から川越観光自動車バスで15分、小川パークヒル下車、徒歩20分、車ならば嵐山小川インターチェンジからすぐの場所です。

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