例年であれば元日の早朝に深大寺へ初詣に行っていたのですが、令和2年は元日の夕方に深大寺へ行ってみました。神代植物公園の第二駐車場へ午後4時半ごろ入った時点では駐車場から帰る人が多く、空いているスペースができ始めていました。
深大寺へ
そこに車を停めて歩いて、10分弱で深大寺です。やはり歩いていても、深大寺から駐車場に向かって歩いてくるお客さんが多いです。
深大寺に行ってみると、境内にはたくさんの参拝客がいました。午後5時からはご祈祷もあるようで、そこにもたくさんの人が並んでいました。
お守りを扱っているところにも人がたくさんいます。
また、おみくじに並ぶ人の列も凄かったです。しかし、本堂の前のお参りの列はほとんどなく、すぐに初詣ができてしまいました。元日の夕方はもっと混雑していると思ったのですが、空いていて驚いてしまいました。
お土産屋さんも開店中
午後5時の時点では参道周辺にあるお土産屋さんも空いていました。ダルマも売っています。
ただ、深大寺蕎麦を扱っているお店はどこも午後4時半、または午後5時には終わってしまうようです。
鬼太郎茶屋
鬼太郎茶屋はしっかりと営業中です。
ゲゲゲの女房を見ていると、まだ漫画が売れない頃の水木しげるさんが奥さんと自転車で深大寺へ行くシーンが描かれています。
それもあって、深大寺とゲゲゲの鬼太郎は切ってもきれない関係のような気がします。
店内は鬼太郎グッズでいっぱいでした。こちらは妖怪けん玉です。
ゲゲゲの鬼太郎関係のキャラクターのミニチュアも展示されています。
あたりが暗くなると、参道も人がまばらでした。
嶋田屋もすでに受付を終了しています。
お蕎麦を食べたい場合は午後4時前には深大寺に行っておいた方が良さそうです。
考えていたよりもずっと空いていて、ゆっくりと初詣ができたので、今までの早朝の初詣から今後はこの時間の初詣に切り替えようと思います。
【2020/12/13追記】
2021年の初詣はどうなるか
新型コロナウイルスの第三次感染拡大が進んでいます。したがって、2021年の初詣は三密回避のための対策が進められています。深大寺の公式サイトでもマスク着用のほか、分散初詣の呼びかけが行われています。
マスク着用をしていない場合は境内立ち入りの禁止という強い規制が行われますので注意が必要です。
令和3年の初詣は無理をして三ヶ日に行くことは避けたほうが良いかもしれません。
松本清張と深大寺
NHKの新日本風土記NHKBSプレミアムで『松本清張鉄道の旅』という番組をを見ていると日本全国で物語の舞台になった場所に混じって調布市の深大寺のことも紹介されていました。昭和35年に映画化された『波の塔』のロケ現場になったばかりではなく、本作品を執筆する際に一部はこの深大寺で執筆されたそうです。こちらの波の塔は松本清張初の恋愛小説だったそうです。
この小説で出てきて重要な小道具となっている稲藁でできた馬の玩具、赤駒です。これといった土産がなかった深大寺で、昭和20年代に檀家の発案で作られ始めたそうです。小説では主人公の男女の悲恋の象徴として赤駒が登場します。
創業昭和30年、深大寺の門前にあるお蕎麦屋さん(そばごちそう門前)に松本清張がたびたび現れました。本人は松本清張と名乗ることもなくふらっと浴衣を着て立ち寄られていました。春はヤマメ、当時はニジマスを振る舞っていたそうです。昔は生簀があり松本清張が店に来るとニジマスを取りにいったのだそうです。
ニジマスは深大寺の近く、深大寺小学校の向かい側にある都立農業高校深大寺農場で養殖されたものでした。国分寺崖線にそって清水が湧き出しています。この水を使ってニジマスやヤマメが育てられています。
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