長瀞で埼玉県立自然の博物館とジオパークの岩畳を見学

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長瀞で県立自然の博物館と岩畳

 長瀞のガーデンハウス有隣で流しそうめんを食べたあと、長瀞のあたりを散策してみようと思い、長瀞の駅に向かってクルマを走らせました。ガーデンハウス有隣のレポートはこちらになります。

 出来るだけ、荒川に近づきたかったからです。1回500円の駐車場がありましたので、そちらに入っていくと係の人がやってきて、「今日は混んでいるので、ライン下りをする人以外については別の駐車場を使って欲しい」と言います。

 確かにその駐車場はライン下りをする人は駐車料金を無料にする案内も出ていたので、ライン下りをする人が主に使用する駐車場だったのかもしれません。ほかの長瀞周辺の駐車場も混んでいそうでしたので、仕方がないので、彩甲斐街道を少し秩父方面に走らせました。

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県立自然の博物館へ

 すると、上長瀞の駅のあたりで、「県立自然の博物館」への案内看板がありました。まずは、そちらの博物館に行ってみることにします。

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 案内看板だけだとどこにあるのか今ひとつ判りにくかったので、カーナビもセットして現地を目指しました。狭い道で踏切を渡っていくと上長瀞の駅前になりました。そこからお店が並んでいる通りを通り抜け、荒川沿いの道を走るとすぐに県立自然の博物館がありました。

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 こちらは元々は1921年に秩父鉄道が設立した秩父鉱物植物標本陳列所、そして1949年に開設された秩父自然科学博物館の資料が引き継がれています。

 県立自然の博物館の駐車場もすぐに判りました。こちらの駐車場には空いているスペースもあり問題なくラフェスタを停めることが出来ました。博物館の玄関を目指します。

県立自然の博物館の案内板

 この博物館は過去から未来へ、さまざまな化石や岩石、鉱物をはじめ地層の様子がわかる地学展示や、埼玉を代表する4つの森とそこに住む動物たちの様子がわかる大きなジオラマの生物展示などがあります。

 観覧料は大人200円、高校生・大学生が100円、中学生以下が無料です。また、JAFカードの会員証を出すと割引をしてくれました。

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 秩父や長瀞のあたりでは色々な岩をとっていますが、何故このあたりではこのような変わった岩がたくさん取れるのか、荒川の岩畳はどのようにして出来たのかなど興味深い展示がいろいろありました。また受付では音声ガイドの機械を貸してくれましたので、これを子どもは使って、音声ガイダンスもあわせて聞いていました。

 動物については剥製の展示の他、実際の野山を再現したコーナーも作られていて、とても力が入っていました。

 難しい解説には動画なども多用されていて出来るだけわかりやすく解説することを工夫しているようです。面白い施設でした。この県立自然の博物館を見た後、すぐ近くの岩畳まで歩いて見に行きました。こんな感じの緑の中の遊歩道を歩いていきます。

岩畳に続く緑の中の遊歩道

長瀞岩畳へ

 次に荒川の河原へと降りていきます。博物館の向かい側にある旅館、養浩亭と駐車場の間を歩いて行くと河原へと降りることができます。

 養浩亭には以前、0泊2食付きの日帰りプランで立ち寄ったことがあります。こちらで紹介しています。

 こちらは日本経済の創始者とも言われる渋沢栄一氏が大正11年に長瀞に立ち寄った際、「浩然の気を養う」という孟子の言葉から命名されました。

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 降りるところには宮沢賢治の記念碑もあります。この下で紹介する虎岩を見た宮沢賢治が、つくづくと「いきなもやうの博多帯」荒川岸の片岩のいろと詠ったと言われています。

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 さらに荒川の河原へと降りていきます。すると、虎岩と呼ばれる特徴的に模様の大きな岩が見えてきます。

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 茶色の部分はスティルプノメインという鉱物で、白い部分は方解石という鉱物です。地下の深いところで高い圧力を受けて折り重なって畳まれこの形状になりました。

 この虎岩の周辺ではカヌーの練習をしている人がたくさんいました。

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 荒川の河原へ下りていくところがあったので下りていくと、川が見えてきました。ちょうど、このあたりは、「小滝の瀬」と呼ばれている部分のようです。

長瀞 小滝の瀬

小滝の瀬

 岩畳の上まで行ってみると、川に近い切り立った部分には近づけないように柵が立っていました。

岩畳の上

 岩畳の上を見上げてみると、なんだか、白い旗が立っているところがありました。危なそうだったのでそこまで行かなかったのですが、もしかすると、ここはポットホールがあるところだったのかもしれません。

 小滝の瀬の方から歓声が聞こえてきたのでそちらの方を見てみると、ちょうどライン下りの船が通っていました。

ライン下りの船

ライン下りの船

 振り向くと、秩父鉄道の荒川橋梁が見えます。

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 少し遊歩道も歩いてみました。

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 少し路肩が危ないところもあるので通行注意です。

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 長瀞ライン下りの船が下っていきます。

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 ゆっくりと散策ができて本当に良いところです。

【2023年3月18日追記】

花見の季節に長瀞を散策

 土曜日から日曜日にかけて皆野町のホテルで一泊しました。日曜日の朝は混雑する前に長瀞の岩畳に行ってみました。

 車は長瀞駅と荒川の間にある仮称ダンシングプリンセス駐車場に停めました。事前情報では一日200円ということでしたが、五時間まで100円という料金体系になっていました。

長瀞ダンシングプリンセス駐車場

 こちらが長瀞駅です。まだ、朝8時過ぎだったので、ほとんど人がいません。

長瀞駅

 岩畳に行く商店街も人が歩いていませんでした。

岩畳商店街

 まだ朝早いので岩畳もたいへんに空いていました。

長瀞岩畳

 空いているうちにゆっくりと見学できて良かったです。

長瀞岩畳

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