
小金井公園の中にある江戸東京たてもの園に行ってきました。最初に園内の西側のエリアを見てあとから東側のエリアを見ました。西側のエリアには主に住宅が多いのに対して、東側のエリアには商店などの建物が多くなっています。
今回行ってみると、2軒の建物を移築していました。
一つは港区の白金台にあった乾物屋の大和屋商店です。1928年に建てられた木造3階建ての商店です。2階にはバルコニーがあるほか、3階窓下には銅板が用いられています。また、3階の軒下は「出桁造り」という形式になっていることが特徴です。横幅の間口に対して背が高く、看板建築のようにも見える建物です。


大和屋本店(土井邸)に関する解説です。

こちらは青梅市西分町に幕末に建設、明治初期に増築された万徳旅館です。こちらの建物、青梅市内の旧青梅街道沿いに建っていました。秋川街道が分岐するあたりだったと思います。青梅には行ったことがあるので、この建物は現地で実物を見た記憶があります。

移築工事の真っ最中でした。

昭和レトロなお店が並んでいます。

こちらは小寺醤油店です。

小寺醤油店の内部です。

昔の写真が紹介されていました。

こちらは文房具を売っている明治に創業した三省堂です。当初は書道用品の卸をしていましたが、後に小売店に変わりました。建物は震災後に建てられた〈看板建築〉で前面がタイル貼りになっていて屋根の形にも特徴があります。

ホーローの看板も懐かしさを醸し出しています。

ホーロー看板の中にある増田胃腸丸とは何かを調べてみると、和漢生薬製剤の胃腸薬でした。

同様に青星ソースのことを調べてみると、その後、いくつかの会社の合併して、あの「オタフクソース」になっていることが判りました。
こちらもホーロー看板です。コーエキカレーと天平墨です。

交易カレーとはこちらの商品です。色々な発見があります。

お店の裏には物干し台もありました。

こちらは、子どもがイベントに参加して作った風車や竹とんぼです。

こちらは竹とんぼです。

この日はイベントもいろいろ行われていましたので、江戸東京たてもの園でかなりの時間、楽しむことが出来ました。
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