府中市郷土の森博物館に行った際にプラネタリウムもあわせて見ました。直径23mの大きなドーム型スクリーンに1万2000個の星がきらめきます。また、単に星空の紹介をするだけではなく、ドームを利用した全天周映画もあわせて放映されます。
番組は日祝日、夏休み、春休みの場合には、11時、12時30分、14時、15時30分の四回放送されます。
今回は15時30分からの上映作品を観ました。最初の15分間が夏の夜空の解説です。西の空には土星がスピカと並んで明るく輝き、牛界座のアークトゥールスとともに目立っています。
頭の上には三つの一等星で形作られる夏の第三角、そして夏の夜空を彩る天の川が見えます。はやぶさの全天周映画は少し時間が長めなので、夜空の解説は非常に短かったです。
そして、HAYABUSA BACK TO THE EARTHが始まりました。帰還ディレクターズカット版だそうです。オリジナル作品よりも少し短いのかもしれません。
日本の無人小小惑星探査機、はやぶさの打ち上げから帰還まで全編をコンピュータグラフィクスで描いた作品です。以前、川口博士の講演でも聞いたことがありますが、はやぶさは小惑星のイトカワに行くことが目的では無くて、イトカワから地球まで帰ってくることが目的になっています。
2003年5月に、はやぶさは打ち上げられました。46億年前の太陽系誕生の謎を探るために、小惑星イトカワの石を採取して地球に持ち帰ります。20億Kmの旅をして2005年11月に、はやぶさはイトカワへ着陸しました。
しかし、イトカワに着陸したときの衝撃の影響で地球に帰還する時には、行方不明になったり、通信が途絶したり、イオンエンジンの調子が悪くなったり、いろいろな苦難に遭遇しました。
そんな、いろいろなエピソードがこの映画の中に詰め込まれています。
コメント