ゴールデンウィークに三浦半島の先端にある城ヶ島へ行きました。城ヶ島は周囲が4Km、面積が0.99平方Km、三浦市に属していて2005年現在で220世帯604人が暮らしています。意外なのですが、神奈川県最大の自然島です。
三浦半島とは城ヶ島大橋でつながっていますので、クルマで行くことができます。橋の通行料は5ナンバーのクルマで100円でした。3ナンバーだと150円です。3ナンバーと5ナンバーで料金を変えているのは珍しいと思います。城ヶ島大橋は昭和35年に開通しました。長さは575メートル、高さは21mです。
城ケ島に到着
今回は金田漁港にあるレストラン金田で定食を食べてから12時30分頃に城ヶ島に着きました。ゴールデンウィークということで混雑していることを覚悟していたのですが、あっけないほど空いていて、特に渋滞にあうことはありませんでした。
ただ、城ヶ島大橋の付け根、ループ部分の真ん中にある無料の駐車場は満車になっており、先に進んだところにある県営の有料駐車場にクルマを停めました。こちらの駐車場になります。
料金は1時間あたり200円、1日最大料金は600円となっていました。比較的良心的な値段だと思います。
駐車場のレポートはこちらです。
さらにその先にあるお店が立ち並んでいるところにある有料駐車場も満車でしたので、やはり人出は多いのかもしれません。県営の駐車場は全部で4箇所にあります。
ゴールデンウィーク限定でレンタサイクルもあるようです。電動自転車、7段変速機付き自転車ともに1日1000円となっていました。9時から17時までの営業時間です。
渡し船
このすぐ近くには城ヶ島渡船の発着場があります。三崎の産直センターうらり前の岸壁との間で片道約5分で運行しています。車はうらりの駐車場に停めて船で城ヶ島に渡っても良いかもしれません。
定食屋やお土産屋
先ほど、レストラン金田で定食を食べたばかりなのに、食堂のメニューを見ていると、また、お腹がすいてきてしまいました。観光地ではありますが、比較的値段が良心的なような気がします。
こちらが城ヶ島の地図です。
遊歩道へと続く道に入って行きました。両側にはたくさんのお土産やさんがあります。
やはり海産物が多いです。
城ケ島の遊歩道
ここから遊歩道が始まります。
地層のように模様が折り重なっているのが特徴的です。学術的に貴重な岩のような気がするのですが、自由に立ち入ることができました。ブラタモリでも特集されそうな雰囲気です。
小高い丘の上には航海の安全と大漁を祈願する漁業関係者が参拝に訪れる神社があります。
城ヶ島灯台が立つ断崖では壮大な褶曲が見られたり、観光橋のスランプ褶曲など大規模な地殻変動の痕跡を示す地層がこの城ヶ島にはあります。
千畳敷の広々とした岩場(長津呂「ながとろ」の磯)は磯遊びのポイントにもなっています。
しばらく岩場が続きます。レストラン磯香瀬がありました。列車の切符とマグロ料理を食べられるクーポンが一緒になった京急の三崎まぐろ切符が使えるお店です。
こちらは京急の城ヶ島ホテルです。京急は一等地にホテルを構えています。
城ヶ島京急ホテルの目の前のエリアは長津呂の磯と呼ばれていて、磯遊びポイントとして最適な場所です。
馬の背洞門、別名メガネ岩です。
この辺は砂地なので、歩いていると足を取られてしまって歩きにくいです。岩場もありますので、ハイヒールなどでは歩くことは難しいです。
馬の背洞門
馬の背洞門が見えてきました。波や風!雨など自然が長い年月をかけて作り上げた海蝕洞穴です。
江戸時代は現在よりも隆起が低くて洞穴の下の方は海水が入ってくる高さだったので満潮時には小舟が往来できたと伝えられています。ところが関東大震災のときに1.5メートルほど隆起して小舟は通れなくなりました。
馬の背洞門の上は岩がもろくて崩れる可能性がありますので、立ち入り禁止です。
遠くに陸地が見えます。大島でしょうか。それとも房総半島でしょうか。
馬の背洞門からは階段を上って丘の上に行きます。そこからは尾根伝いの平坦な道になります。
こちらは城ヶ島公園の駐車場です。ほぼ、満車でした。
城ヶ島公園の地図です。
原っぱがとても気持ち良さそうです。
この県立城ヶ島公園の近くに「水っ垂れ」と呼ばれる源頼朝が使ったと言われる湧水があります。現在は立ち入り禁止となっています。
帰りは城ヶ島公園から城ヶ島灯台まで、丘の上を続く道で帰りました。
こちらの道は眺めが良い上に岩場や砂地が無いのでとても歩きやすいです。
3時間ほど城ヶ島にいましたが、結局は1万歩程度歩きました。
帰り道はナビの言う通りに帰ると混雑していそうでしたので、三崎から金田漁港へ出る丘の上を通る道を走りました。なだらかな丘陵が連なっていて、その中に畑があるので、北海道の美瑛で見たパッチワークの景色ととても似ていました。東京からこんなに近いところにも美瑛に似た景色があるのに驚きました。
三浦半島・城ヶ島の情報はこちらのページにまとめました。
【2019/08/07追記】
地球の鼓動を体感できるジオサイトとしても城ヶ島が注目されています。城ヶ島灯台が立つ断崖では壮大な褶曲が観察でき、他にも観光橋のスランプ褶曲など、大規模な地殻変動の痕跡を示す地層が多くあります。
【2020/03/06追記】
城ヶ島大橋が2020年4月1日から無料化されます。今まで以上に気軽に城ヶ島を訪問することができるようになって良かったです。
【2020/05/24追記】
路線バスで寄り道の旅
徳さんの路線バス寄り道の旅をテレビで見ていると、総集編を放送していて出発地点が城ヶ島になっていました。田中律子、ギャル曽根、潮田玲子、徳光和夫の4人で三浦を回ります。城ヶ島からそのままバスに乗って、マグロの街、三崎へと向かいます。バスに乗っている会社員のグループは京浜急行の「三崎マグロ切符」を使って旅行を楽しんでいました。
【2020/05/29追記】
城ヶ島京急ホテルが閉館へ
城ヶ島京急ホテルが開業から55年が経過して営業を終了することが決まりました。施設が老朽化しているほか、改修や補修工事では難しくなっているための営業終了とのことです。
今回の閉館に伴い、ランチ営業、日帰り入浴も終了されます。
【2020/07/29追記】
三浦縦貫道路二期区間の一部(約1.9Km)が8月10日14時に開通します。これで少しだけ、三崎や城ヶ島が近くなります。
【2020/09/26追記】
新型コロナウイルスの感染拡大が少しだけおさまり、10月からはGoToトラベルキャンペーンに東京も含まれることになりました。今回、三崎に行く機会がありましたので、ついでに城ヶ島にも寄ってみました。
城ヶ島大橋は無料化されていました。しかし、観光客の姿はとても少なかったです。観光業の打撃の規模が大きいので、ぜひキャンペーンなどを使ってたくさんのお客さんが集まることを期待しています。
コメント