群馬県立近代美術館で群馬ゆかりの画家やルノワールの作品などを鑑賞

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 藤岡市のドライブイン七輿でレトロ自販機のラーメンやホットサンドなどを食べて休憩したあと、アイ・ディー・エー群馬の森にある群馬県立近代美術館に行ってきました。ドライブイン七興については、こちらでレポートをしています。

 午後3時頃に公園に到着、広い駐車場の一角に車を停めます。駐車場は無料ですので、施錠される午後5時半までゆっくり公園内や美術館、博物館を鑑賞できます。

 駐車場にいると、地図や案内があるわけでもないので、どっちの方向に何があるのかさっぱりとわからなかったものの、当てずっぽうに小川の上の橋を渡ると公園の入口が見えてきました。

 群馬の森という公園は、元々は「旧東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」の跡地に「明治百年記念事業」として整備されました。この公園とともに群馬県立近代美術館は1974年10月に開館しています。(今年は開館50周年を迎えます)

 アイ・ディ・エー群馬の森はこちらの地図のような形をしています。ちなみに、「アイ・ディ・エー」という名前は東京に住んでいるとあまり馴染みが無かったので調べてみると、群馬県の建設コンサルタント会社でした。地域貢献・社会貢献活動の一環として、群馬県立公園 群馬の森のネーミングライツを取得し、令和4年1月から今の名前になっています。

 さらに歩いていくと直ぐに美術館の建物が見えてきました。「コレクションのつくりかた、つたえかた」という展示が行われています。

 こちらは美術館に併設されているレストランがあります。美術館の中から行くこともできますし、外から直接入ることもできます。

 こちらはアントワーヌ・ブールデル作「巨きな馬」という彫刻です。

 この作品はアルゼンチンにあるアルヴェアール将軍記念碑を構成する彫刻の一つです。

 高さ450cm、日本国内最大の馬の彫刻です。

 こちらから美術館に入っていきます。

 群馬県立近代美術館では、国内外の近現代美術の収集・展示、および群馬県出身の画家の美術品の収集・展示にも力を入れています。さらに、井上房一郎の集めた日本と中国の古美術品229点からなる戸方庵井上コレクションを所蔵し、こちらには重要文化財2件が含まれています。

 展示室内は入口から近い一部の作品についてはフラッシュ無しでの撮影可、奥の部屋は撮影一切不可という形になっていました。館内はお客さんが多くは無いので、一つひとつの作品をゆっくりと見て歩くことができます。(各部屋では係の方がいらっしゃって、鑑賞している人の動きをつぶさに観察されているので、少し窮屈な感じはするのですが、気にしないようにすれば大丈夫です)

 また、こちらの美術館で有名な作品の一つとして、クロード・モネの「睡蓮」があります。しかし、残念ながら訪問した日は他館に貸し出し中で、今回は見ることができませんでした。

 もう一つ、代表的な作品として、ピエール・オーギュスト・ルノワール の「読書するふたり」があります。こちらは、しっかりと鑑賞することができました。

 徳島の大塚国際美術館でルノワールの作品を鑑賞する機会がありました。原寸大で有名な絵が多く並べられているのは圧巻でしたが、こちらは陶板画で複製です。こちらで紹介しています。


 同じ日本でルノワールの本物の作品を鑑賞することが出来るというのは凄いことだと思います。

 ほかにも、国立西洋美術館が所蔵している「木かげ」、上原美術館には「アルジャントゥイユの橋」、ポーラ美術館には「カーニュの風景」、ひろしま美術館には「クロワシー付近のセーヌ河」が収蔵されているということです。今度、機会を作ってめぐってみたいと思います。

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