茨城県の常陸太田市にある西山荘というところに行ってきました。常陸大子にある森林の湯という日帰り温泉から水戸へ向かう途中で、こちらに寄りました。
水戸藩二代藩主徳川光圀の隠居所となっていた場所で茨城県の指定史跡になっています。
西山荘は1690年に建設されて、その翌年から1700年にかけて光圀はこちらで過ごしました。今から300年以上、昔のことになります。
最初に西山荘へ行くための駐車場前にある桃源というところでお昼ごはんを食べたあと、西山荘へ向かいました。
この桃源という建物の中を通り抜けて行く形になります。この一帯は西山の里と呼ばれているのですが、西山荘はその中でも最も奥になる場所にあります。
西山荘までは300メートルほどの距離があるのですが、庭園の中を通り抜けるような形になるので、あまり苦にはなりませんでした。庭園は非常に手入れがゆき届いていました。
そして、西山荘の入り口に着きます。
こちらには受付があり、入館料をこちらで支払います。ここではお土産も売っているのですが、どこから来たのか?と聞かれたあと、じゃあ饅頭を買ってけ!としつこく言われて、少し気分が悪かったです。見本以外に最後に一箱残った饅頭のようで、どうしても売り切ってしまいたいようでしたが、今回は買いませんでした。
西山荘の敷地の中も庭園があり、小高いところに隠居所がありました。
今回は西山荘の敷地を反時計回りにまわってみました。木陰の道を歩いていくと、水の流れる音が静寂の中に響いています。そして、少し坂を上ったところには池がありました。その横を通ってさらに高いところに行くと、小高い山の頂上です。水戸黄門もこの庭を散策していたのでしょうか。
こちらの西山荘で歴史書である「大日本史」の編纂をしてました。なお、当時の光圀が住んでいた建物は文化14年(1817年)に残念ながら焼失してしまいました。現在、建っている建物は文政2年(1819年)に再建された建物です。再建された建物でさえ、今から200年近く前の建物ということになりますので、その歴史には驚くばかりです。
この日はお客さんもそれほど多くなかったので、ゆっくりと散策できました。
コメント
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