フルーツ公園の散策に続いて、ほったらかし温泉で温玉揚げを食べて景色をしばらく楽しみました。そのまま、ほったらかし温泉に入っても良かったのですが、とても混雑していたことと、以前にも入ったことがあったので、近くの日帰り温泉を探してみました。
正徳寺温泉 初花
そんな中で見つけたのが、正徳寺温泉 初花という温泉施設です。テレビ番組で気になった施設はGoogleマップで場所にマークをつけて保存してあるのですが、こちらは「タクシーの運転手さん、うまい店連れてって」で紹介されたところでした。こちらの日帰り温泉施設には和食の食事処が併設されているのですが、ここの鰻料理がとっても美味しいと紹介していました。
それもそのはず、この場所は元々は養鰻場があった場所で、養鰻業者の方々から「なぜここの鰻は病気にもならずに元気が良いのか?」と評判になりました。
そこで井戸水を調べてみると、ミネラル分が多く温度も高めだったことが分かりました。そこで、地下945メートル以上掘ってみると温泉が湧いたそうです。そこで食事処が併設された日帰り温泉にリニューアルして、今に至っています。温泉が湧いたのは平成元年、ちょうど桃の花が満開の時期だったので初花と名付けられました。
ほったらかし温泉からは山を降りていくこと15分ほどで着きました。雁坂みちから細い路地に入ったところにありました。Yahoo!カーナビに案内してもらったら、本当に狭い路地に案内されてしまい、少し冷や冷やしながらの運転です。
施設に着いたのは午後5時頃、駐車場はとても広くて空いているスペースがありました。
玄関から中に入ると靴を脱いで土足ロッカーに入れるようになっていました。この鍵は受付に出す必要があります。
入館料金
入館料は下記の通りです。入館時に支払うようになっています。入館時間は3時間に限定されていることに注意が必要です。
■ 入浴・入館料金(3時間)
大人:800円(税込) / 小学生以下:500円(税込)
■ 延長料金(30分毎)
大人:200円(税込) / 小学生以下:100円(税込)
延長時間も30分ごとに200円と高めの設定になっていました。2時間延長すると入館料金と同じ800円になってしまいます。お風呂に入ってからこの料金体型になっていることがよく分かったのですが、浴槽がどこも「ぬるめ」なので本当にいくらでも入っていることができます。そうすると館内がとても混雑してしまうので、あえて3時間という制限を設けているのかもしれません。
受付では脱衣所のロッカーの鍵を受け取ります。
お風呂へ
お風呂は別棟にあり渡り廊下でつながっています。
内風呂
内風呂の入口から入ってすぐ目の前には大きな掛け湯があります。この掛け湯も「ぬるめ」です。そして一番気に入ったのは右手にある源泉浴槽です。普通の温泉で源泉を豊富には使えないので、源泉浴槽は浴槽が小さいことが多いですが、こちらの源泉浴槽は勢いよく温泉が流されていて大きいです。泉質は低張性アルカリ自噴温泉で色は黄褐色、モール臭が漂うほか、細かな気泡を含んでいることが特徴です。泉温は34℃です。
そして、湧出量はなんと毎分247リットルということで、色々な浴槽で勢いよく掛け流されているのも納得の湯量です。
注ぎ口にはコップが置いてありました、ということは飲泉できるということなのだろうと判断し口に含んでみると、まろやかな味で飲みやすかったです。
普通であれば源泉風呂は人気があってたくさんの人が入っていることが多いですが、広い浴槽なのに2〜3人程度しか入っていませんでした。露天風呂も含めてほかの浴槽もとても気持ちが良いので人が分散しています。隣には源泉浴槽よりは小さめの温かい浴槽があります。
露天風呂
露天風呂のエリアに大きな温泉浴槽のほか、ドライサウナの小屋、水風呂、蒸し湯があります。
蒸し湯も小屋が建てられています。建物の中に入ってみると、なぜかあまり蒸気感がありません、上からミストのように温泉水が降りかかってくるのすが蒸し湯とは雰囲気がちがいました。冬、外が寒いときはこの小屋が活躍するのかもしれません。
一方でドライサウナは5人程度が入ることができます。室内にはタオルが敷き詰められているのですが、このタオルがビショビショになっていて少し不快でした。何時間おきに交換しているのでしょう。
水風呂は壺風呂のようになっている冷たい1人用の水風呂と、その奥に水温が24度の少しぬるい岩風呂の水風呂があります。この水温24度の水風呂がまたとても気持ちが良いです。
お食事処
お風呂からあがったあとは、お食事処へと直行しました。お食事処に入ったのは午後7時半ごろ、午後8時がラストオーダーです。
この食事処は地元の方を中心にしてとても混雑していました。こちらがメニューになります。
今回は初花湯の花御膳を注文しました。豆腐は湯豆腐と冷奴から選ぶことができます。馬刺し、天ぷら、刺身から一品の選択ができますが、こちらは馬刺しにしました。鰻は別皿か鰻丼にするかを選ぶことができます。
ごちそうさまでした。
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