11月下旬の綺麗に色づいた井の頭公園の紅葉を鑑賞

 11月最後の日曜日、午後3時過ぎに井の頭公園に行きました。この日は朝からとても天気が良かったのですが、この時間になると陽が傾いてきて少し肌寒くなってきます。まずは井の頭公園池の西側(弁天池)にある弁財天へと行ってみました。

 井の頭弁財天は天慶年間に源頼朝が創建して、源頼朝や新田義貞が戦勝祈願を行ったと伝えられています。弁天堂は寛永13年に徳川家光により再建されたと言われていますが、大正13年に火災で焼失し昭和2年に現在の弁天堂が再建されました。

 外装を工事するためなのか、弁財天の建物の周りが囲われていました。弁財天の裏側には銭洗い弁天があるのですが、そちらへ回り込もうと思った際、宇賀神さまの石像を見つけました。

井の頭弁財天 宇賀神さま

 老人の頭と顔、身体には蛇がとぐろを巻いた状態になっています。そして台座の部分は蓮になっていました。宇賀神は農業の神、また弁財天と同様に水神様として信仰されています。

 白蛇伝説では、「昔、松原の長者夫婦が子どもに恵まれるように弁財天に願をかけたところ、首筋に3枚のうろこがある娘が生まれた。美しく成長して弁天様のようだと評判になり16歳の春に親子3人で弁財天にお参りに行ったところ、娘は自分が池の主の化身だと告げて池に身を投げ、みるみる白蛇に変わってしまった。長者夫婦はせめてもの供養にと宇賀神像を作った」と伝えられています。

 以前はここに宇賀神さまの像は無かったと思ったので周りをよく見たら、平成25年に移設改修したことが記されていました。

宇賀神像移転改修

続いて、井の頭公園の池の周りを歩いてみました。やはり、紅葉がとても綺麗です。

井の頭公園の紅葉

ボート乗り場の手前の橋から弁財天方面を写した写真です。自然文化園の分園にある木の紅葉が綺麗です。

弁財天の方向の紅葉

こちらはボート乗り場の前にある自然文化園の分園入口の木です。夕陽に照らされて綺麗です。

井の頭公園分園入口の紅葉

こちらは七井橋手前にある紅葉です。綺麗に色づいていて、たくさんの人が写真を撮っていました。

七井橋手前の紅葉

都内でも紅葉を楽しめるスポットがまだまだありますが、井の頭公園もおすすめです。

 

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