大井川にギネスに登録されている世界一長い木造の人道橋があるというので見学してきました。全長は897.4メートルもあり、語呂合わせで、「やくなし(厄なし)」となり縁起の良い橋として親しまれています。
江戸時代に大井川は東海道最大の難所として知られていました。その大井川に明治12年に架けられたのが蓬莱橋です。その後、大井川の氾濫によって蓬莱橋は何回も被害を受けたため、昭和40年に橋桁部分がコンクリートになりました。大井川が氾濫した際に木造の橋そのものは壊されてしまっても、よほどのことがない限りは橋桁は残すことができます。
川下に鉄筋コンクリートの島田大橋が架けられてからは、蓬莱橋を使う人はほとんどなくなりましたが、平成9年にギネスブックに世界最長の木造人道橋として登録されてからは、観光客が集まるようになりました。テレビのロケでも使われるほか、ゆるキャン△の中でも登場しました。
蓬莱橋の上流側と下流側にそれぞれ一つずつ無料の駐車場が準備されています。
- 第1駐車場(橋より上流側の県道北側):普通車25台(うち障がい者等用駐車区画2台)、観光バス11台
- 第2駐車場(河川敷):普通車50台(うち障がい者等用駐車区画2台)(大型不可)
こちらが第一駐車場です。
こちらが第二駐車場です。
蓬莱橋までやってきました。橋の向こう側に広がる台地はお茶の産地として有名な牧之原台地です。NHKのブラタモリによると、旅人を担いで川を渡らせていた川越人足の人たちが、橋ができて仕事を失ったときに、今は茶畑になっている荒れ果てた台地を開墾してお茶を育てられるようにしたのだそうです。
実は牧之原台地自体も昔は大井川の河原でしたが、土地が隆起して今の台地になりました。
8974茶屋もあります。
茶屋の建物の中は売店もあります。売店には、ゆるキャン△グッズが販売されているほか、各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の三人が茶屋前のベンチでくつろぎながら、蓬莱橋を眺めるシーンの絵が飾られていました。
こちらは、売店で販売されていた、ゆるキャン△グッズです。
こちらが8974茶屋の全景です。
それでは、蓬莱橋を渡ってみます。
茶屋と同じ建物に橋を渡るための料金を支払う窓口があります。大人は100円でした。
橋の上を歩いていると、古くなっている部分と新しい部分があります。古いところは歩いているとミシミシと音がするので少し怖いです。
この時期はほとんど雨が降っていなかったこともあって、大井川の流れはこの日は穏やかでした。
向こう側までは渡らずに、橋の半分くらいまで行って引き返しました。島田市側にはショッピングセンターのアピタがあります。
このような木造の橋を残していくことは大変なことだと思いますが、ぜひこれこらも残していきたい橋です。
コメント