1月9日に大井川鐵道の新金谷駅から千頭駅方面に大井川鐵道に沿って大井川を遡るようにドライブしました。
大井川鐵道とは?
大井川鐵道は静岡県島田市に本社があり、東海道線に隣接している金谷駅から千頭駅を結ぶ大井川本線と、千頭駅から井川駅を結ぶ井川線の二路線を運行しています。2022年秋の台風被害により、家山駅から千頭駅までは区間運休をしていて、大井川本線は金谷駅と家山駅の間で折り返し運転、家山駅から千頭駅までは代行バスにより運転されています。まだ、復旧の目処はたっていません。
大井川鐵道の公式サイトはこちらです。大井川への訪問時は事前にご確認ください。
大井川鐵道はSLの動態保存にとても積極的なことでも有名です。現在は下記の蒸気機関車が動く状態になっています。
- C10 8号機
- C11 190号機
- C11 227号機
- C56 44号機
上記に加えて、2025年に迎える開業100周年の記念企画として静態保存されていたC56 135号機を動態復活する計画があります。
1月10日からは、ゆるキャン△と大井川鐵道のコラボキャンペーンが始まる予定で、この日はその前日となります。
機関車トーマスは冬の運転はこの日で終わりとなっていました。
新金谷駅
朝8時頃に大井川鐵道のターミナル駅、新金谷駅へと向かいました。駅前にコインパーキングがあります。
最初の20分間は無料、終日30分あたり100円、24時間最大1000円です。
こちらの木造二階建ての建物が新金谷駅の駅舎です。1926年から27年にかけて建築された古い建物です。こちらに大井川鐵道の本社もあります。2018年に登録有形文化財に登録されました。
駅舎の前で線路の方向を見ていると、なんだか黒い煙が出ている場所がありました。もしかすると、大井川鐵道の蒸気機関車があるのかもしれません。そちらの方へと歩いてみました。
蒸気機関車の発車に向けた準備風景
まずは新金谷駅の大きな駐車場を突っ切って、トーマスフェア会場の横の道をさらに奥へ歩いていき蒸気機関車の出発準備をしているところを見ることができました。
こちらが新金谷駅の駐車場のスペースです。
とても広い駐車場です。
こちらが朝の出発準備をしている蒸気機関車です。
たくさんの木材を運んできて、これをボイラーの中に入れているようです。いきなり石炭に火をつけることができないので、ボイラーの中で勢いよく木材で火を燃やして、石炭火を移すのでしょう。
電車であればスイッチ一つで動いてしまうのに、蒸気機関車はその運転の前からとても大変な準備があることがよく分かりました。
蒸気機関車の煙突にはカバーが被せられていて、高い銀色の煙突の上から煙が出るようになっていました。煙が作業の邪魔にならないようにするための配慮でしょうか。
奥には青い蒸気機関車も見えます。機関車トーマスです。こちらも発車に向けた準備をしているようでした。
冬の運転が終わった後のきかんしゃトーマスのその後の姿はこちらにあります。
新金谷駅に停まる車両
新金谷駅には博物館にあってもおかしくないような車両が停車していました。
オレンジ色に塗られている客車は、機関車トーマスが牽引する客車です。
茶色い旧型の客車もありました。
こちらは昔、井の頭線で見たかのようなデザインの電車です。調べてみると、南海21000系電車でした。
ゆるキャン△のこちらのポスターにも写っています。
ブルートレインのような客車もありました。
ステンレス製の地下鉄で見たことがあるような電車です。調べてみると、東急7200系電車でした。
線路沿いには「SA列車お見送りのお客様へ」という注意書きがありました。ススで衣類が汚れることがあるので注意が必要です。
リユースの車輪と木製の大を組み合わせたベンチがありました。
プラザロコ
午前8時半になるとプラザロコがオープンします。こちらの建物は元々は「ヤオハン」があったそうです。プラザロコとして、1997年4月27日にオープンしました。館内にはSL急行券の販売窓口、売店、ロコミュージアムなどがあります。
売店にはゆるキャン△グッズも売られています。
ゆるキャン△で大井川鐵道が出てくるのはコミックのみで、まだアニメ化されていないので、身延や浜名湖、伊豆などで見るキャラクターと雰囲気がまったく異なります。
数量限定のトーマス弁当がありました。
日本ステンレス直江津工場の専用線で活躍していた蒸気機関車です。かなり古い蒸気機関車です。
もう一台、古い蒸気機関車がありました。一畑軽便鉄道 住友セメント七尾工場で活躍していた、ドイツ製の機関車です。
井川線専用の定員16名のミニ列車です。当初は来賓車として活躍しました。
井川→千頭の掲示があります。
こちらの古い駅舎は移築されたものではなく、再現されたもののようです。
朱色の屋根にクリーム色の外装で、丹頂鶴の頭のように天辺があかいことから「丹頂ボックス」と愛称され、正式名称にもなりました。
奥の部屋には機関車トーマスの遊具がたくさん並べられていて圧巻でした。
門出駅
続いて、車で門出駅へと向かいました。新東名高速道路の島田金谷インターチェンジそばにあります。
こちらは大井川鐵道のきっぷ運賃表です。駅は無人駅でしたので、そのままホームに出ることもできます。
こちらがホームです。
門出駅にはSLが展示されていました。
この駅にも、ゆるキャン△×大井川鐵道のポスターがありました。
各務原なでしこ「レトロでかわいいね」
志摩リン「結構揺れるな‥」
大垣千明「キャンプも電車もいいぞ」
犬山あおい「温泉ははずせんなぁ」
斉藤恵那「自然がいっぱいだね」
この門出駅には大きな農産物直売所などの近代的な買い物施設「KADODE OOIGAWA」が併設されています。こちらが広大な面積の直売コーナーです。
JA大井川などが出資して運営されています。
静岡おでんも売られていました。天神屋の直営売店です。
家山駅
今回は立ち寄らなかったのですが、家山駅の近くには美味しいたい焼き屋さんがあります。今から10年前に行った時のレポートがこちらにあります。
道の駅 川根温泉
今回は入らなかったのですが道の駅川根温泉でゆったりと日帰り入浴することができます。10年前のレポートがこちらです。
塩郷駅と塩郷の吊橋
続いて、塩郷の吊橋に行きました。
とても迫力のある吊橋です。こちらで詳しく紹介しています。
千頭駅
カフェうえまるのダムカレー
まずは、ゆるキャン△の聖地の一つとなっている「カフェうえまる」に行ってみました。ランチタイムだったのですが、残念ながらシャッターが閉まっていました。オーナーの方がPCR検査で陽性になってしまったため、1月14日まで閉店とのことです。
こちらのダムカレーは上流の長島ダムを模して作られていて、横たわるエビフライはダムにかかるしぶき橋、カレーに浮かぶゆで卵は奥大井湖上駅を表していると、ゆるキャン△では紹介されています。
先頭館のお蕎麦
ダムカレーが食べられずに残念でしたが、向かい側にあるお蕎麦屋さんで、お蕎麦を食べました。
お蕎麦が美味しかったです。
なでしこのジャンボ豚串
こちらは、ゆるキャン△で豚串を買っていた売店です。
ちょうど踏切が鳴って井川線の列車が通過していきました。
農園カフェなかじま
大井川鐵道沿線のドライブはここまでです。このあと、新東名の静岡スマートインターの近くにある農園カフェなかじまで、いちごパフェを食べました。
苺がとても甘くて別格の美味しいパフェでした。
ゆるキャン△のその他の聖地情報
同じ静岡県の浜名湖周辺や山梨県などの、ゆるキャン△の聖地に関する訪問時のレポートはこちらで紹介しています。
【2023年1月16日追記】
機関車トーマスのその後
冬の運転が終わった後のきかんしゃトーマスですが、このような形で整備が行われていたようです。
見てはいけないものを見たような気がする pic.twitter.com/oHKcH5h4qF
— HIKKA (@HIKKA13240626) January 15, 2023
確かに見てはいけないものを見てしまった感じです。
【2023/02/08追記】
アニメ「ゆるキャン△」第3期では大井川が登場か?
アニメ「ゆるキャン△」は現在、第二シーズンまでが放送されていますが、第三シーズンの制作が発表されました。コミックの流れからすると、大井川が特集されるはずです。アfロさんのコメントでも「デスロード」の一言があるので、まず間違えないでしょう。
先程「映画『ゆるキャン△』舞台挨拶 ザ・ファイナル」にて、テレビアニメ『ゆるキャン△』第3期の制作が発表されました!リン、なでしこたちのキャンプはマンガもアニメもまだまだ続きます。引き続き応援のほど、よろしくお願い致します。(担当K) pic.twitter.com/hn4ATtY7FZ
— あfろ【公式】 (@afro_2021) October 22, 2022
まだ、放送時期はずいぶん先になると思いますが楽しみです。
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