先日、秩父の周辺を観光した際に、そば処 入船というお店に寄りました。秩父神社の近くにあります。午前11時30分開店なのですが、10分前の段階で12人のお客さんが並んでいました。時間通りに開店してお客さんが先頭から店内に案内されます。
残念ながら私たちの3人前で満席になってしまいました。お客さんの組み合わせにもよると思いますが、一回に入ることができるお客さんは10人弱のようです。一人のお客さんは4人掛けの座敷のテーブルを一つ使ってしまうので入店できる人数に限りが出てしまうようです。本当はカウンター席のような一人のお客さんが気兼ねなく入ることができるようになっていれば良いのですが、このような伝統的なお蕎麦屋さんでは難しいです。また、このコロナ禍では相席は避けなければいけないので今のスタイルになってしまうことは仕方がありません。
こちらの建物はとても歴史があるようで登録有形文化財になっていました。昭和初期に建てられた、秩父銘仙出張所ニという建物です。
こちらの建物は秩父銘仙で賑わった買次通りと黒門通りに挟まれるようにして立っています。木造二階建て、切妻造の平入で正面二階建てを出桁造、1階に下屋を設けています。
お店の横はこんな通路になっていて向こう側の道に抜けられるようになっていました。2階にはそれぞれの建物を行き来できる渡り廊下があります。
黒門通りと買継商通りを繋ぐ路地は「風の小路」と呼ばれていて、誰でも通行可能と秩父地域おもてなし観光公社のホームページには書かれていました。
電話は秩父601番だったようです。
こちらがメニューです。アルコールの提供はありません。くるみそば、くるみ天ざる、とろろそば、鴨せいろなど美味しそうな蕎麦のメニューが並んでいます。
くるみそばを食べることにしました。
開店時間から45分ほど待った12時15分に入店できました。座敷の四人がけのテーブルに案内されました。
店内のメニューには「山くるみそば」と書かれていました。
この山くるみそばを注文です。
こちらが運ばれてきた山くるみそばです。器がとっても大きいです。
ツユはくるみがたっぷり、くるみの旨味が詰まっていてとってもクリーミーです。
蕎麦はコシが強くてかみごたえがあります。蕎麦の皮も一緒に荒く挽いたそば粉が使われているので、少しだけ蕎麦にざらざら感があります。
太さは不均一なので食べる麺によって食感が少しずつ異なり、これがまた一つのアクセントになっています。
薬味はワサビとネギ、薬味はツユに混ぜてしまうと風味が損なわれてしまうので、蕎麦の上にちょこんとのせて食べた方が良いという話を聞いたので、今回は実践してみました。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
コメント