般若の丘公園で休憩をしたあと、小鹿野町に向かってクルマを走らせていると、途中、神社の前あたりにたくさんの車が路上駐車されていました。
何かのお祭りかな?と思ってあたりを見渡してみると、歌舞伎の上演を実施しているようです。珍しいので、みて行くことにしました。
大正二年に津谷木と信濃石をつなぐ吊り橋がかけられて、そのお祝いに橋の下に舞台が作られて大和座の歌舞伎が披露されたのが始まりだそうです。
場所は木魂神社というところです。毎年、5月3日に実施される催しで、「津谷木のお天狗様」と呼ばれています。
クルマを停めてすぐに行くことができるだろうと甘く考えていたのですが、舞台に着くまでがとても大変でした。驚いたことに舞台が山の上にあります。
まずは平坦な道を歩いて行きます。歌舞伎の音が遠くから聞こえてきます。
さらにどんどん歩きます。
ここかな?と思っていた場所は実は違っていて、ここから山道が始まります。
しばらく歩くと参道があります。ただ、この参道は近道ではあるも思うのですが、大変急な坂道で体力に自信がある人以外はお勧めできません。
単に山肌に獣道のようなところが続きます。
別に車が走れる坂道がありますので、そちらを登って行くことをお勧めします。
お年寄りには麓から車で上まで乗せて行ってくれるサービスも実施されていました。
日本の祭りの原風景といえば良いのでしょうか、今ではあまり見られなくなった光景がそこにはありました。
こちらが山の上にある舞台です。
舞台の前には100くらいはいるでしょうか、歌舞伎を楽しんでいるお客さんがいました。
祭りといえば神輿などを想像してしまいますが、このような祭りの原風景のような光景を見ることができて良かったです。
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