軽井沢に行く際、あえて松井田妙義インターチェンジで一般道におりて、軽井沢まで旧国道18号線を使って行きました。昔、碓氷峠を越える際にアプト式鉄道があった際に使っていた「めがね橋」という鉄道橋を見るのが目的です。
めがね橋の竣工は1893年
この橋は1891年に着工して1893年に竣工しました。今から120年ほど前の建築物です。長さ91メートル、高さ約31メートルで、およそ20万8000個ものレンガを積み上げた4連アーチ式の鉄道橋で、国の重要文化財に指定されています。
1963年の新線開業で廃線に
1963年(昭和38年)に信越本線の新しい路線が開通した際にこの橋は使われなくなりました。
首都圏のある太平洋側から日本海側に抜ける鉄道路線が無かった当時、高崎から直江津に抜ける信越本線に相当する路線を造ることが急務でした。この路線の中で最も難工事であったのがこの碓氷峠部分になります。
碓氷峠鉄道文化むら
国道18号線を走っていくと、横川駅を通り過ぎたあたりで碓氷峠鉄道文化むらが見えてきます。
こちらの施設は、色々な鉄道車両を集めて展示している施設で、以前、2回ほど来たことがあります。こちらの施設も非常に見応えがありますが、今回は軽井沢が目的地になるので通過しました。以前行ったときの紹介記事がこちらです。
碓氷峠鉄道文化むらを過ぎたあたりに、国道18号線の新道と旧道の分岐点があります。こちらを旧道方面に曲がりました。
国道18号線の旧道を進むと「めがね橋」へ
ここからしばらく走っていくと、やがて、「めがね橋」が見えます。横川駅からは車で10分ほどの距離になります。
めがね橋に一番近いところの道路際にクルマを数台停めることが出来るスペースがあります。ただ、この先に「めがね橋駐車場」があるという案内があったので、こちらの駐車場にクルマを停めることにしました。
めがね橋駐車場
ただ、めがね橋からめがね橋駐車場までは少し離れています。めがね橋に出るのに少し歩くことになります。
駐車場には碓氷峠を探訪するための案内板がありました。めがね橋駐車場から「めがね橋」までは道路際に遊歩道があります。
ただ、遊歩道とは言っても、普通の歩道という感じでした。
そして、しばらく歩くと、めがね橋が見えてきます。
このレンガ橋の上も廃線後は遊歩道として整備されていますので歩いて渡ることができるようになっています。
【2022/04/22追記】
ブラタモリセレクション「軽井沢への道」
ブラタモリの再放送がありました。2015年11月21日に放送された作品です。今回は「#24軽井沢への道」、お題は「人はどう峠を越えてきた?」です。碓氷峠の人が歩いた道は実は溶岩流の跡で、意外と坂がなだらかだった話など、興味深い話が続きます。
明治の鉄道というセクションに入って最初に「めがね橋」が出てきました。最初は駐車場から橋を見上げていましたが、階段を登って橋の上まで行きました。現在ではレールは外されていましたが、雰囲気は昔のままでした。
続いて、鉄道文化むらに行って、アプト式鉄道の見学です。ED42のアプト式機関車が実際に動く状態で保存されていました。ED42を動かす場所を作る作るために、あさま号の特急列車を人手で動かしている場面が印象的でした。
続いてEF63電気機関車をタモリさんが実際に運転をして番組が終了しました。
【2024年5月26日追記】
アニメ「ゆるキャン△」で聖地に
ゆるキャン△というアニメが数年前から人気になっています。山梨県の身延、静岡県の掛川・浜名湖周辺、伊豆エリア、諏訪・伊那などのエリアが登場するのですが、主人公の1人、各務原なでしこが大井川鉄道に乗ったことで鉄道に興味を持ちます。
その流れで各務原なでしこの群馬遠征計画が立ち上がり、碓氷峠鉄道文化むらと、こちらのめがね橋が取り上げられました。碓氷峠鉄道文化むらは横川鉄道博物館という名前で登場しますが、景色はそのものです。
先日、碓氷峠鉄道文化むらに行く機会があったのですが、少しお客さんの数が減ってきていたので、ゆるキャン△を武器に集客に励んでほしいと思いました。
コメント
旧軽井沢駅舎記念館に行きました
10月10日の体育の日に軽井沢まで行ってきました。上信越道を松井田妙義インター…