屋台•笠鉾が街中を曳行される壮大な秩父夜祭りを見学

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2016年12月3日に埼玉県秩父市で行われる秩父祭りに行ってきました。京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大曳山祭に数えられる大変に大きなお祭りです。今まで見たことがなかったのですが以前より気になっていたことと、今年は土曜日に開催日が重なったこともあり行くことにしました。

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道の駅果樹公園あしがくぼの駐車場

午後になると非常に混雑するという情報を調べていたので、朝早くに自宅を出て、道の駅芦ヶ久保には午前7時過ぎに着きました。

道の駅芦ヶ久保では邪魔にならないように目立たないところにある第二駐車場にクルマを停めさせてもらって、電車で芦ヶ久保駅から西武秩父駅まで移動です。電車で二駅でした。

すでに道の駅果樹公園あしがくぼの第一駐車場はこんなに混雑しています。

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西武秩父駅に到着した後、まずは秩父神社に向かいます。西武秩父駅からは秩父鉄道の御花畑駅の方へと秩父鉄道の線路沿いを歩いていきます。番場通りなど賑やかな通りを歩いていきました。すでに道の両側では露店の開店準備をしています。それにしても、すごい数の露店に圧倒されました。

こちらはとても趣のある建物で営業している食事処「パリー」です。

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9時から笠鉾・屋台曳き廻しが始まるはずです。ちょうど、本町交差点のあたりで、中近笠鉾収蔵庫の方角から屋台がやってきました。

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屋台はこのまま秩父神社へと入っていきました。参道を突き当たりまで進んだところで屋台は止まって、台座の下から棒のようなものが差し込まれました。その上に人が何人も覆い被さります。

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するとテコの原理で屋台が大きく傾きます。

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その屋台の下から何か台座を入れていました。

そして方向転換をします。

秩父祭り ギリ廻し

この方向転換の事をギリ廻しと呼ぶそうです。

続いて、別の屋台も秩父神社にやってきました。

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秩父神社では神楽も行われていました。

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続いて、中町通りに行ってみました。こちらにも露店が多数並んでいます。

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こちらでも、中近笠鉾を見学です。しばらく、中近笠鉾と一緒に移動しました。

すると、逆側から大きな笠鉾がやってきました。道は二車線道路なのですが両側に露店があるので、さほど道は広くありません。

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どこですれ違うのか見ていると、うまく片方の笠鉾が道の隅に避けている間に、中近笠鉾が横を通り過ぎていきました。

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屋台、笠鉾の先端部には紅白襦袢を着た囃子手が乗っています。囃子手は祭りの間は神として扱われて、一生に一度しか経験できません。

すれ違いの瞬間です。何かを競争するわけでもなく、お互い握手をしたりもしています。

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とても平和なすれ違いでした。

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屋台、笠鉾が曳行されている間、絶えず大太鼓、小太鼓、笛、鉦で秩父屋台囃子を演奏していますが、屋台、笠鉾の中で演奏しているので、一般客からは姿が見えません。

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パレオエクスプレス

今度は秩父市役所の方向へ曲がってみました。その先に踏切があるのですが、遠くから「ポー」という音が聞こえてきました。秩父鉄道を走るパレオエクスプレスが近づいてきたようです。一日中一往復しか走っていませんのでとても貴重です。踏切の近くまで行ってパレオエクスプレスが行くのを見送りました。この日は秩父夜祭のヘッドマークを付けていました。

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聖人通りです。この手前の交差点で御旅所に向かう傘鉾は曲がります。

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こちらが有料で花火や傘鉾をみることができる席です。秩父市役所の裏手にあります。

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午後には見学者が増加

午後をまわると、どんどん観光客の数が増えてきました。やはり夜の見どころの時間が近づくと大変な混雑になるばかりではなく、花火が終わる頃になれば、どの方面も道はとても混雑することも想定されます。昼間ではありましたが一通りは見て歩くことができて、秩父のパワーを感じ取れたので、午後2時過ぎには西武秩父駅から電車に乗って、芦ヶ久保駅へと向かいました。

自宅に帰ってからは、居間のテレビでYouTubeで放送されていた秩父夜祭のライブ中継を見ていました。団子坂付近からのライブ中継で、3日の午後6時30分に秩父神社をでた御神幸行列をはじめ中近、下郷、宮地、上町、中町、本町の各傘鉾がギリ回しで方向転換をするところが生中継されました。

また、秩父鉄道の踏切を渡る時には、傘鉾の屋根が 架線にぶつかってしまうので、鉄道の架線を外してから踏切を渡るという珍しい光景も見ることができました。

【2020/11/20追記】

新型コロナウイルス感染拡大防止のために規模縮小

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、秩父夜祭はずいぶん雰囲気が変わることになりそうです。今回は傘鉾のひきまわしは実施されません。また、神事も規模を縮小して実施されます。

花火は羊山公園で2237発が12月3日に秩父夜祭奉納花火として打ち上げられます。しかし、花火の観覧席は設けられませんので、密にならないように鑑賞することが呼びかけられています。

【2022/12/06追記】

3年ぶりの秩父夜祭に延べ28万人

秩父神社の例大祭が2022年は12月1日から6日にかけて行われています。

秩父神社

12月2日に行われた宵宮では上町、中町、本町の3つの屋台、3日の大祭では上町、中町、宮地、本町の屋台、本町、下郷の笠鉾、計6つの屋台と笠鉾が秩父の街で曳き回されました。

秩父夜祭 ポスター

ウニクス秩父には屋台や笠鉾の写真が掲示されていました。

ウニクス秩父 秩父夜祭

ウニクス秩父のタリーズコーヒーでは入口にお祭りの衣装を着たくまが座っていました。

秩父夜祭 くま

ももがプチプチしていて、なんだかセクシーです。

こちらは屋台や笠鉾が曳き回された翌日の秩父の様子です。

秩父の街中

2日、3日の夜は花火が打ち上げられました。秩父市の発表によれば、延べ28万4000人の人出があったとのことです。

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